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「うん、美味い。
生クリームがくどすぎなくて
甘さのバランスがいいですね。
いくらでも食べられそうだ」
お祖父様は体が大きいだけあって
一口も大きいらしく、
あっという間にロールケーキを平らげてしまう。
呆気にとられてそれを見ていたら、
広臣さんは声を上げて笑った。
「じーちゃん、そんな食い方したら
お姫様に品がないと思われるぞ」
「いや、あまりにも美味いものだからつい。
もう少し食べたいな。おーい！富貴子さん」
富貴子さんを呼ぶお祖父様の声は
大きくてよく響いて、
反射的に体をびくりと竦ませてしまう。
すると、それに気づいた広臣さんが
「大丈夫？」と肩をさすってくれた。
「急に大声出すなよ。
びっくりしちゃってんじゃん」
「すまん……」
「こいつは本物のお姫様で繊細なんだから
気をつけてよ」
「あ、いえ、すみません。
広臣さん、私は大丈夫ですから」
広臣さんに責められて
申し訳なさそうにしょげている
お祖父様が可哀想で、慌てて頭を下げる。
そこへ富貴子さんがやってきて
「あらあら、どうされました」と
広臣さんに声をかけた。
「じーちゃんの声がでかすぎて
お姫様が怖がってんの」
「まあ、ごめんなさいねお嬢様。
大旦那様は最近お耳が遠くていらっしゃるから
大声を出す癖がついてるんですよ。
気にしないでくださいね」
「いえ、そんな、すみません」
富貴子さんにまで優しく気遣われて
居たたまれない気持ちになる。
恐縮して体を縮めていると、
眉を下げたお祖父様が
「私はそんなに怖いか……」と呟いた。
「そりゃ怖いだろ。
じーちゃんは熊みたいにデカイんだから」
「広臣さん、あの、ほんとに大丈夫ですから。
怖くないです」
「無理しなくていいよ。
この人これでもだいぶ猫かぶってる方で、
普段はもっと厳ついからさ。
気をつけてもらわないと
お前、ビビりすぎてちびるぞ」
「そ、そんなことありえません！」
恥ずかしい言葉に思わずそう叫ぶと、
悪戯っぽく笑った広臣さんに
「そうかな？」と言われた。
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なつめ(プロフ) - aggyさん» 臣くんはお姫様が可愛くて仕方ないので無意識にデレてます笑 若先生は移行してから出てくる予定です！もうちょっとお待たせしますが重要なキャラになる予定なので楽しみにしていただけるとうれしいです♪ (2019年7月20日 17時) (
レス) id: 273ec9fd08 (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - 心愛さん» たぶんコメントいただいたことあります！隆二くんがお好きでしたよね？なのに臣くんのお話を読んでくださりありがとうございます♪途中悲しい出来事がありますが、絶対ハッピーエンドなのでご安心ください！更新がんばります♪ (2019年7月20日 17時) (レス) id: 273ec9fd08 (このIDを非表示/違反報告)
aggy(プロフ) - 臣さんの天然たらしぶりが大好物すぎてニヤニヤしてます、あと小林の若先生楽しみです、早く出てこないかなぁ(期待)続き楽しみにしてますね！ (2019年7月19日 19時) (レス) id: 4fbf4fb7f7 (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - こんにちは。初めまして…ですかね？前にコメントさせて頂いたような…このお話、大好きです♪けど、なんだかんだで上手くいって欲しいなぁ〜なんて思っています。JKと臣さん(*^^*)なんか、よくないですか？このシチュエーションご馳走さまです！更新楽しみに待ってます (2019年7月19日 19時) (レス) id: e0a21118dc (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - あにゃさん» コメントありがとうございます♪岩ちゃん推しなのに他のお話も読んでくださったんですね！私も圧接工の隆二くん大好きです笑 このお話の岩ちゃんはお兄ちゃんですが、また出てきますので楽しみにしていただけるとうれしいです♪ (2019年7月17日 23時) (レス) id: 273ec9fd08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつめ
| 作成日時：2019年7月2日 22時
