プロローグ 2 ページ2
けたたましいアラームの音で目が覚める。
『また、この夢だ』
ベッドはびっしょりと汗で湿っており、枕元には泣いた後が。
もう此処数日はこの悪夢に悩まされている。
それは、高層ビルから飛び降りる夢。
その夢がやけに現実味を帯びているせいか正夢だと錯覚してしまう。
私はシャワーを浴びに浴室へ向かう。
今日は平日だったか。
登校時間に間に合うようにさっと汗を流しシトラス系の香りのシャンプーをしてから浴室を出る。
ドライヤーで丁寧に髪を乾かすと朝食を食べる時間もなく学校へ向かう。
「にゃ〜」
『あ、マロン。今日もお留守番よろしくね』
私が家を出ようとすると愛猫、マロンの鳴き声と足音が聞こえる。
小さい頃からずっと一緒の大切な家族。
私はマロンの首元を撫で、家を出る。
駅まで軽く走ると何時も一緒に登校している友達を見つける。
彼女は私を見るなり手を挙げた。
「おはよう!A」
『おはよう茅野ちゃん』
これが私の日常。
ずっと続いていけば良かった、幸せな日々。
だがそう、長くは続かなかったのだ。
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わっち(元あんぱん) - 続きが…! (2018年7月28日 19時) (レス) id: 0d20ddbd04 (このIDを非表示/違反報告)
雨ヨ花 - イチゴミルク飴さん» ありがとうこざいます!頑張りますね! (2018年3月11日 23時) (レス) id: c78058813e (このIDを非表示/違反報告)
イチゴミルク飴(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみにしてますね! (2018年3月11日 19時) (レス) id: 399cb6b1cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨ヨ花 | 作成日時:2018年3月11日 12時