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あれからしばらく経っても連絡は何も来ていない。
風磨もあの日から私に何か聞いてくることはなかった。
色々考えすぎて、あの出来事が夢のように感じてきた。
あれは夢だったのかな、、。
今日は何もない休日。普通に朝起きた私はベッドで
彼の連絡先を見ながらずっと考えている。
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中島 健人
△△△.☓☓☓☓@□□□.jp
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電話なんて今日も来ないんだろう。
このまま携帯を見て過ごす無駄な1日は過ごしたくなかった私は
とりあえずどこにでも出掛けられるように着替えてメイクをしてみる。
、、でも行き先が決まらない。
明(めい)にでも連絡入れてみようかな。
松島 明は私の唯一の親友。
お兄ちゃんがいるみたいだけど、
お兄ちゃんに興味がなさ過ぎて家を出たお兄ちゃんが今何をしているのか知らないらしい。
ただ、グレてでていったわけではなく、夢を追いかけて家を出ていったことだけは知っている。
かわいい顔立ちで良い子そうな雰囲気を漂わせているのに意外としっかり者。
どこか抜けているお兄ちゃんを持ったからこそしっかりしたのだと周りは言う。
そんな明に私が電話をかけると明はすぐに出た。
「もしもし?」
『ん?どうしたの?結構久しぶりだね〜』
お互い連絡が取れないことはしょっちゅうだから
一緒の大学だけど
2日ぐらい顔を合わせなくても、
1週間連絡を取らなくても別に気にしない。
この関係が私はすごい好き。
「あのさ、今日暇?」
『午前はちょっと無理だけど午後からなら
どっか行けるよ?』
よし。
私は明と暇な1日を共にすることにした。
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oimo(プロフ) - みおーさん» コメントありがとうございます!やっと更新できました!これからもよろしくお願いします♪ (2017年7月15日 6時) (レス) id: e93aa8496c (このIDを非表示/違反報告)
みおー(プロフ) - 続きがすごく気になります!更新楽しみにしています!! (2017年7月7日 13時) (レス) id: 2b80127aec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:oimo | 作成日時:2017年6月21日 22時