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私を引っ張って店を出た彼は
そのまま店の近くに置いてあった車に向かう。
「ゆいかちゃん、ほんとに悪いんだけど
とりあえず乗ってもらっていい?ごめんね?」
そう言う彼は片手で後ろのドアを開けて
もう一方の手でごめんのポーズをする。
こういうのに弱いんだよなぁ、私。
いや、彼に弱いのか。
私は普通に乗り込むと
彼はニッコリと笑って運転席に乗る。
「ゆいかちゃん。俺のこと怖がるとかないの?」
すんなり乗った私に彼はそんな質問をしてきた。
「、、ないです、なんででしょーね」
「こういうの危ないよ?新手の誘拐かもよ?」
運転席のミラー越しの会話。
「いやそんなこと言って、
健人くんが連れてきたんでしょ?
、、まず私健人くん以外だったら乗り込んでないですから!」
健人くんだから乗ったみたいになってしまって
少し焦る私。まあそうなんだけども!
この発言は、なかなか恥ずかしい。
「フッ// ゆいかちゃんってほんとかわいいね」
彼が下を少し向いて笑う。
いやあなたの方がかわいいよ、、。
思わず思ってしまう、。
そんな会話をして出発したものの向かう先はどこか
全く知らない。
どこに行くのかな、、。
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oimo(プロフ) - みおーさん» コメントありがとうございます!やっと更新できました!これからもよろしくお願いします♪ (2017年7月15日 6時) (レス) id: e93aa8496c (このIDを非表示/違反報告)
みおー(プロフ) - 続きがすごく気になります!更新楽しみにしています!! (2017年7月7日 13時) (レス) id: 2b80127aec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:oimo | 作成日時:2017年6月21日 22時