55 ページ11
結果は1位通過。
轟は左腕を見つめて、少し動揺していたように見えた。確かに、今まで炎を使わないと決めていたのに発動仕掛けるなんて動揺する。それも無意識であればなおさらだ。
「透過。……話がある」
「え、お昼は……？」
「……食べながらでもいい」
「……あ、じゃあここでちょっと待ってて」
私は更衣室に戻って、財布を急いで取りに行った。途中、麗日ちゃんや百ちゃんにお昼を誘われたが断って轟が待っていてくれる所へ急いだ。
────────
「……あれ、いないし」
轟どころか、他の生徒もいない。待っててって言ったのにー……。
「A」
「んー？……んー？」
観客席から、声が聞こえた。その声がした方向を向くと、うっすら知ってる顔だった。
「大きくなったなぁ……雄英受かったって聞いて飛んできたぞー」
「……父さん？」
ちょっと歳をとっていて一瞬分からなかったが、間違いなく父だ。
「おう。因みに焦凍君なら、障害物競争で1位の子とどっか行ったぞ」
「えぇー……待っててって言ったのに」
「なぁ、母さん知らんか？」
「知らないよ。電話すれば？……って何そのお面」
「いいだろー。エンデヴァーのお面」
別に羨ましくはない。
「……まぁいいや、私は轟探すから」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 339人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒歴史第二製造機(プロフ) - とても面白いです！応援してるので再新がんばってください！ (2019年2月6日 21時) (
レス) id: 8c138a50c6 (このIDを非表示/違反報告)
メーア(プロフ) - KamiyaKaji725さん» わー！コメントありがとうございます！更新頑張りますね！ありがとうございます！ (2018年5月5日 17時) (レス) id: 46c402f074 (このIDを非表示/違反報告)
KamiyaKaji725 - この作品面白かったです！夢主ちゃん×轟君大好きです！更新がんばってください！応援してます！ (2018年5月5日 16時) (レス) id: 7058246684 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メーア | 作成日時：2018年4月19日 19時
