17話 もう一つの可能性 ページ18
「会ったことないイルミの名前を知ってたの…それは興味深い話だね♦」
「そういうこと。てか君はなんで夢だと思うの?」
『電車に乗って帰ってて…気づいたらここにいたから、電車で寝てしまったって考えるのが自然かなって…てかこれもさっき言いましたよね…』
「俺からしたら君が夢に入る前の方が夢じゃないかと思うけど。話を聞く限り君はあまりにも殺しに抵抗があるのにハンター試験を受けている、元の世界ではハンターなんていないんだろ?」
『よ、よく分かりましたね。でもそれ以上は思い出せないんですよね』
「よっしゃ!ゴール!」
到着したポックルは
ヒソカに後ろから抱きつかれたAを見て硬直する。
「ハ、ハンゾーあれはいったい…」
「俺にもよくわからねぇ。俺がついた時にはあの2人の間で気を失ったAがいたんだが、さっき目を覚ました時にヒソカに捕まえられたようだ…」
は?とポックルが顔をしかめる
「なんであんなに平気な顔してんだよ」
「俺だってわからねえよ!」
2人はさらに頭を悩ませていた。
「もう一つの可能性がある♣」
ヒソカが思いついたように言う。
「君のいた世界もこちらの世界も夢じゃない♠」
『ふぇ?』
間の抜けた声が出る。
「どちらも現実だったってこと♠」
「んー…てことはなに?全く違う世界からこっちの世界に来たってこと?」
私がトリップしたってこと!?そんな現実離れした話が…
「ん、理解できないこともないけど。君を見る限りは元の世界の記憶がないんだろ?元の世界で俺のことを知るきっかけがあったのか、そうでもないと俺の名前を知ってる辻褄が合わない」
流石にH×Hのことは伏せておく。
あまりの急展開に話がついていけないけど、まだ疲れが取れてないのか眠気が…
『ヒソカ…ちょっと寝るから離して…』
抜け出そうにもなぜか身動きが取れない。
そのままAは眠りにつく。
「面白くなってきた♦」
試験終了間際にゴン、キルア、クラピカ、レオリオが到着する。
ヒソカがAを起こす。
「お仲間たちが迎えにきたよ♠」
『んー…?』
あの後しばらく寝たAは歩けるほどには回復していた。
『ゴン!キルア!クラピカ!レオリオ!』
よろよろと進んできたAはゴンの前でもたれかかるように抱きつく。
「大丈夫!?」
『試験中にいろいろあって、結構寝たんだけど…割と体力消耗しちゃって、でも大丈夫だよ!』
「お疲れ様!」
頭を撫でてくれるゴンは天使でした。
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あめしょ(プロフ) - ねこさん» カルトちゃん可愛いですよね!カルトちゃんはツンツンしてるけど案外デレが多いイメージです (2018年2月28日 19時) (レス) id: f77fb73667 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - カルトちゃんかわいい! (2018年2月28日 16時) (レス) id: e15058c5ad (このIDを非表示/違反報告)
あめしょ(プロフ) - オレンジさん» うわああありがとうございます!励みになります! (2018年2月22日 20時) (レス) id: f77fb73667 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - 主人公のイラストとっても可愛かったです!更新頑張ってください!! (2018年2月22日 20時) (レス) id: 471f321dcd (このIDを非表示/違反報告)
あめしょ(プロフ) - ねこさん» そうなんですよ…。できる限り頑張って更新しますね! (2018年1月30日 22時) (レス) id: f77fb73667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わふう | 作成日時:2018年1月26日 4時