病弱少女は風間さんの従兄妹でした。 (ページ8)

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思い出６:もう1人の私ページ8

あの後、鬼怒田さんに検査してもらった。

戦ってる時の記憶がないのは

強い恨みの感情によって

別人に変化しているからだそうだ。

それを風間隊の皆に伝えた。

菊「……神楽は、そんなにネイバーを恨んでるの？」
飴「ん、恨んでるのはネイバーじゃない。ボーダーなのに何も守れない自分。」

………大規模侵攻の時だってそうだ。

ボーダーなのに、守れたはずなのに。

家族はみんな死んだ。

アリステラでの戦いの時だって。

私がヘマをしなければ、進にぃさんは死ななかった。

私はいつも、守られてばかりだ。

風「………あの事をまだ引きずってるのか？」
飴「そう………だね。進にぃさんがああなったのは私のせいだし。」
栞「………自責の念ってやつかな。飴乃ちゃんが自分を恨む気持ちを無くせば、もう1人の飴乃ちゃんは消えるのかな………。」
飴「かもね。」

なんか、しんみりしちゃったな。

歌「まぁ、今考えても難しいし、そろそろ仕事上がりましょう。」
風「そうだな。じゃあ解散だ。」

全「「「了解！」」」

菊「………神楽、いつトリガー解除するの？」
飴「あ、トリガー解除」

ﾄﾞｻｯ

菊「ちょっ！神楽！？」

菊地原side

今起きた事を説明しよう。

①神楽がトリガーを解除する。
↓
②なんかふらっとしてぶっ倒れる。
↓
③僕がが神楽を支える。

というわけだ。

菊「風間さん、神楽って風邪引いてたんですか？」
風「あぁ。任務も休めと言ったが聞かなかった。」

………真面目なのか馬鹿なのか。

菊「じゃあ神楽運びますね。」

僕は神楽を横抱きにする。

………別に意味はない/////

ﾊﾟｼｬｯﾊﾟｼｬ

菊「………宇佐美先輩、何撮影してるの？」
栞「なんとなく★」

星が黒いよ。

なんか嫌な予感しかしないから。

絶対なんとなくじゃない。

嫌だなぁ。

風「茶番はどうでもいい。本部の中に飴の部屋がある。運ぶぞ。」
菊「はーい」

そして神楽はベッドに運ばれた。

〜後日談〜

栞「飴乃ちゃ〜ん！これ見て〜！」
飴「ん？はんふぇふは？(ん？なんですか？)」

今、大好きな草餅を食べています。

栞ちゃんがスマホの写真を見せてきてます。

飴「………はぇ？」

え、何これ？

菊地原君が私を横抱きに………

はあぁぁぁぁああ！？

えっ！？よ、横抱きっ！？////////

飴「こっこれ！いぃいつの写真！？」
栞「初任務の後☆」
飴「はっ恥ずかし〜////////」

慌てる飴乃ちゃんでした！