ルフィと妹 1 ページ10
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とある日の昼下がり。
甲板の芝生には、麦わらの一味の船長「モンキー・D・ルフィ」とその妹が横並びで仰向けに寝ていた。
海賊団を率いる船長らしからぬ振る舞いだが、本人たち曰く「暇だから日向ぼっこをしている」らしい。
ルフィ「あ〜〜〜〜〜〜……暇だな〜〜〜〜〜」
珍しく釣りもせず、暇だと大声で空に言いながらゴロンと一回転。
『ひーま？』
Aはこちらに転がってきたお兄ちゃんのお腹の上に乗っかりながら、その顔を覗き込んだ。
ルフィ「おう！暇だ」
ふーん、といいながらルフィの頬をびよんびよんと伸ばして遊ぶA。
それをみて、ルフィもAのふんわり柔らかそうなほっぺをむにーっと伸ばし始めた。
『う〜〜』
ルフィ「よく伸びるな〜〜！もしかしておまえもゴムでできてんのか？」
『ごむごむ？』
ルフィ「ちがうぞ、ゴムゴムはおれだ！」
『じゃあ、Aは〜〜？』
ルフィ「ん〜〜…………モチか？
いや、でもモチモチはカタクリがいるしな〜〜」
傍から見ればよくわからない会話だが、本人たちは至って普通に話をしているつもりである。
ついでに言えば、こうして話している間も両者はお互いの頬を伸ばしまくっている。
『ん〜〜……
……あ！！るふぃ！』
ふと、Aがなにか閃いたような顔をしてルフィの両頬をぺち！と叩いた。
ルフィ「なんだ？面白いことでも思い付いたか？」
ルフィも頬を伸ばすのをやめて、上半身を起こし胡座をかいた上にAをぽすんと乗せる。
『るふぃ、たかいたかい！！！して！！』
ルフィ「…たかいたかい？？」
『うん！！』
先程のルフィの伸び具合をみて、「たかいたかいしたらなんか凄そう」という考えに至ったのだろう。Aはきらきらと目を期待の色に輝かせ、ルフィを見つめた。
ルフィ「……よし！たかいたかいだな！！いいぞ！！空島のやつらに見えるくらいまで上げてやる！！」
既にかなり危険な発言をしている彼だが、ただ純粋に妹を喜ばせたいだけである。
最悪なことに、いつもルフィを止めてくれる仲間たちが今この場には誰一人もいない。
つまり、ルフィは本気で空高くまでたかいたかいを実行するつもりだ。
幼い妹を両手で抱き上げ、反動をつけるために少し腰を落とす。
彼は本気だ。常に全力なのが彼の長所であり、短所なのだ。
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うなぎポテト - 尊い……( ◜ω◝ )ガチで天使ですね…… (7月24日 9時) (
レス) @page19 id: 9030b78ea3 (このIDを非表示/違反報告)
うえーい - 好きだなぁ (7月19日 12時) (レス) id: 79851a5d5f (このIDを非表示/違反報告)
夏油はサマーオイルだお☆ - ﾊｧｯｶﾞﾜｲｲｯ (7月10日 0時) (レス) @page19 id: cc1b769437 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - この作品面白くて大好きです。続き待っています。ハートの海賊団やキッド海賊団との絡みも見てみたいです。応援しています。頑張って下さい！！ (5月27日 16時) (レス) id: ec65e2086d (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - なにこれ大好き…♡もうこれしか思いつきません…最高です。 (2023年5月1日 23時) (レス) @page19 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼくのなつやすみ | 作成日時：2023年3月5日 20時
