気付いたら呪術廻戦で、気付いたら最強。そこにいるのは私の推し。【呪術廻戦】

恋 ページ29

- - - - - - - - - - - - - - - - -

私(あれ…)

会話が噛み合わない、と思い狗巻の顔を見ると、ふいっと顔を逸らされてしまった。


私(まさか私、騒ぎすぎた！？)


どうしようどうしよう、と慌てていると、狗巻がこちらを向いた。


狗巻「こんぶ…」


私「ど、どうしましたか！？私うるさかったですか…」


狗巻「おかか！！」


全力否定され、頭に疑問符を浮かべていると、少しぎこちない手で袖を引っ張られた。


私「!?!?!」

狗巻「すじこ」

すると、狗巻は賽銭箱を指さした。


私「あ、ああ！お賽銭ですね！！投げに行きましょう！！」


狗巻「ししゃけ」


引っ張られた袖に意識が行ってしまい、狗巻が噛んだことにすら気付かなかった。

少し緊張した空気のまま、2人は賽銭箱へと向かった。


- - - - - - - - - - - - - - - - -



伏黒「狗巻先輩どうしたんだ…？」



釘崎「呪霊は…いないわよね…。もしかして、改めて2人きりの状況に緊張してるとかかしら！？」



木の影で興奮気味に2人を見つめる釘崎の後ろで、虎杖が手を挙げた。



虎杖「あのー…盛り上がってるとこ悪いんだけど、ちょっといいですかね？」



釘崎「なによ今大事なとこなんだから！」




キッと虎杖を睨むと、虎杖が少し戸惑いながら衝撃の一言を発した。




虎杖「ここ…









恋愛の縁結びで有名な神社…らしい…」


釘崎「えｯｯ」




ははっと苦笑いする虎杖に、思わず叫びそうになる釘崎を伏黒が咄嗟に押さえた。


釘崎「ん゛ん゛！！」


伏黒「おい叫ぶなバレる…」


釘崎「ｷﾞｯ(睨)」


伏黒「え」


釘崎の殺意のこもった目をみて、伏黒はぱっと手を離した。


釘崎「伏黒…レディの口を力づくで押さえるなんて…あんたもそういう男なのね！！！！」



怒り心頭らしい釘崎がトンカチを構える。


虎杖「釘崎声でけぇy」

伏黒「誤解だ！お前が叫びそうになるからだろうが！！」

虎杖「ちょ、伏黒も静かn」

釘崎「だからって力づくはどうなのよ！！！私のご尊顔に跡がついたらどうするわけ！？」


伏黒「悪かったって…」


虎杖「俺の話聞けよ！！バレるって！！」


釘崎と伏黒を宥めようとすると、五条が手を叩いた。


五条「はいはい！皆静かに〜。

ゆーじ、注意してるところ悪いんだけど…





2人ともこっち見てるよ」


3人「「え゛ッ」」



つづく。

バレた→←神社

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す