ヴ ァ ン パ イ ア 【zh】【弐j酸j】

参 ページ4

葛葉side

いつものようにコンビニに行った時、もう結構夜も深かったと思う。


いきなり頭がグラグラと揺れだして、足取りがおぼつかなくなった。


これやべぇわ…そう直感で思うくらいには


ずっと血を飲んでないことから来る体調不良だ。


クッソ…なんでこんなとこで…


「ッはぁ…死ぬ…」

独り言のように呟いた時、誰かの足音がした


『大丈夫ですか？』


そう肩に置かれた指から、微かに血の匂いがして、なにかが俺の中で弾けた

いいの？吸っちゃっていいの？

理性が消えた。彼女の怯えた顔だけは覚えてる。でもそれ以外が記憶にない。


俺が、起きた時。そこはコンビニじゃなくて叶の家だった


叶「あっ葛葉起きた？！」


そう言って俺の顔を覗き込んだのは親友の叶。


「なぁ…俺…何してた？」


頭に残ってるのは彼女の怯えた顔と…これまでに無いほど美味い血の味。


まさか…俺？


「襲っ…た？」


叶「……うん。」


叶「暫く血吸ってなかったでしょ？輸血パックも切れてた。」


あぁ大失態だ。最悪…もう顔向けもできない

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