ヴ ァ ン パ イ ア 【zh】【弐j酸j】

弍拾 ページ21

Aside

葛葉に肩を思い切り噛みつかれて、鈍痛の中血がダラダラと流れていくのを感じた。

葛葉はその傷をひと舐めすると、私な向き直って


「喉…かわいてんだろ？いいよ。吸えよ。俺の血」


そう言って肩を差し出した。


喉が焼けるほど熱くて痛くて、カラカラに乾いている。


葛葉が差しだしてくれた手にどういか縋りたくて仕方ない。


足がフラフラした状態で葛葉の方に向かって、着いた所で思い切り倒れた


葛葉を押し倒すように倒れた。当然葛葉はカリンチョリンだから私のことは支えられずにそのまま倒れる。


私が葛葉を組み敷いた図ができあがり、そのまま私は葛葉の肩に犬歯を突き立てた。


”本能”だったと思う

人間としての理性なんて一欠片もなくて

吸血鬼としての本能にただ忠実に従った。


葛葉の白い肌から流れる赤い血が私の理性やストッパーを軽々しく飛ばしていく


気づいたら葛葉にストップをかけられた


「おいおいセーブしろよ。さすがにもう無理。体制キツすぎ」


ヴァンパイアに血の量の制限なんてない。でもこの腹筋みたいや体制は運動不足の葛葉にはキツかったらしい


でも…

「もう無理もう無理なんて悪い子だね♡」


まだぜったいいけるよ。だから延長させて？

その後は葛葉も思う存分吸っていいからね





あたしヴァンパイアまずはこっちおいで？

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