吸血鬼の兄弟戦争に少女は何を思う

守る強さ ページ25

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気が付いたら私とクロは駅の反対側の道路にいた。


A「・・・！？ どうなってるの・・！？ 蝶が横切ったと思ったら急に・・」


クロ「・・・助けられた たぶん・・・オールオブラブだ


　 さっき一瞬気配がした・・・あいつ昔から幻術系得意だし・・・


　 あの椿って奴の空間から引っ張り出してくれたんだろ・・・」


はーーーーーと溜息をつきながらクロは言う。


A「一瞬だけの気配で誰だかわかるの！？ すごいねクロ！！」


素直に思ったことをそのまま述べる。


するとクロはフイッと私から顔をそらしてしまう。


クロ「っ！！ お前あのままだったらヤバかったぞ・・・

　 吸血鬼のオレはともかくお前は・・」


何か気まずいのかクロは話をそらす。


そうだ！！クロのケガ＿＿＿＿・・・


A「クロッ！あなたケガは！？

　
　 椿にすごいやられてたよね！？」


クロ「・・・？別に大丈夫だけど・・・はーーめんどくせーーー」


それほどひどくないのかいつも通りだった。


A「よかった・・・そんなにひどくなくて・・」


クロ「・・・！！ あ、ああ・・・」


なぜか顔を赤くしながらクロはモゴモゴと答える。


＿＿＿＿＿＿『僕が面白ければどうだっていいよ』


A「私達だけじゃ全然・・・止められそうになかったね・・・


　 でもほっとくわけにはいかないし・・・


　 まず他のサーヴァンプにあってみたいな


　 一人は近くにいるみたいだし」


クロ「めんどくせーー・・・


　 でも会うっつったってオレ誰のメアドも知らねーし・・・」


どうすんだ？とこっちをみるクロ。


＿＿＿＿＿＿ひらっ



私の隣に紙が落ちてきた。


その紙にはメールアドレスらしきものが書いてあった。


クロ「・・・おい こいつ絶対近くで話きいてただろ・・」






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