吸血鬼の兄弟戦争に少女は何を思う

僕はだれだ２ ページ18

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なにかがおかしい



吸血鬼も私もそこにはいなくて



無理矢理つじつまが合わされている


今思えば・・・街中であんなに暴れたのに警察も野次馬も・・・



　 誰もいなっかった



意味がわからない・・・シンプルじゃない



「ちょっとォ〜〜狭いよォ〜〜〜」


「うるせーな暴れんなよ・・・」



黒板に式を書いていた先生がふりかえる。


先生「おい誰だー？喋ってる奴＿＿＿・・・」


クラスメイトが一斉に私の方をみる。


嫌な予感がして自分のバッグを覗いてみると


案の定クロと手品師の人形が入っていた。


A「すっごく頭痛いので早退します！！！！！」


そういってダッシュで教室からぬけだす。


先生の驚いたような声が聞こえたが気にせず走る。



しばらく走って学校から遠ざかったのを確認して歩き始める。


A「・・・ところであなたが言ってる椿って誰なの？


　 クロ心当たりないの？」



クロ「オレを襲うような奴に心当たり・・・？ ないな・・・・」



A「シンプルに考えるとその椿ってヒトが向こうのボスで



　 クロのこと狙ってるんじゃないの？ 椿をどうにかしないと別の吸血鬼が来るんじゃ」



クロ「そんな怖そうな奴と向き合えねーよ めんどくせーし・・・」



私のかたに乗っているクロが嫌そうに呟く。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿さあ



・・・・天気雨？？ 晴れているのに雨がふってきた。


＿＿＿＿＿コンッ



＿＿＿＿＿＿＿コンッ



＿＿＿＿＿＿＿＿＿コンッ！




霧がでているかのようにまわりが白くなっていく。



　 「ねえ 君 何か面白い話をしてよ」

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