吸血鬼の兄弟戦争に少女は何を思う

楽しい楽しいショータイム4 ページ11

＿＿＿＿＿＿＿＿＿路地裏



あのままクロに私は引きずられて路地裏にいる。



A「あなたが逃げてどうするの！！」



そういいながらクロを引きずって路地裏から手品師のいるところに戻ろうとする




・・・・・・・がクロは行きたくないようで




クロ「な・・・何しやがる・・・・ はなせ・・・・」




そういって必死に抵抗する




クロ「オレはあんなイカれた吸血鬼とは向き合えねー・・・」



逃げよーぜ、と付け足して逃げようとするクロ。



A「同じ吸血鬼でしょ！ あなたしか向き合えない！」



クロ「オレの知り合いじゃねーのは確かだ オレとは関係ねー」



でも・・・それでも・・・・・



A「友達がやられたんだ！！！ あの手品師ほっといたらみんな殺`される






誰かが止めなきゃ・・・・！！」






クロ「めんどくせー・・・」




クロから返ってきたのはその一言だった。


クロ「『何もできねえ』 『自分には力なんかねえ』 『誰かどうにかしてくれ』




　 『誰か』 『誰か』 ・・・みんながそういうんだから





　 オレもそっちがいい・・・・」







＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




手品師「あァ〜〜〜〜〜！！ ボクが目立ちたいのにィ〜〜〜〜〜！！！！





　 どこ行ったァ！？ ・・・あ？」



手品師は何かに気が付いたように龍征と虎雪のほうにやってくる。



手品師「・・・ソレまだ生きてたァ？




　 ボクを無視するからそォいうことになるんだよォ〜〜〜〜？」




そして楽しそうに手に持っていた剣をふりかざし＿＿＿＿＿




＿＿＿＿＿＿＿＿＿



A「・・・じゃあ クロだけ逃げて！！！」




そういってさっきの手品師がいたところへ走り出す。




虎雪「助けて 誰か・・・っ」



そこで手品師が剣を虎雪と龍征めがけて振り下ろ_____



そうしようとしたところで手品師を思い切り突き飛ばす。

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