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「ぷっ…くくっ…はははっ!本当に天月君の事好きなんですね。」

「は、はい。」

ど、どうした歌詞太郎さん!
私が謝ろうと頭を下げ、再び顔を上げるとそこには何故か目元に涙を溜めながら笑ってる歌詞太郎さんの姿があった。
なるほど、さっき口元を隠してたのは笑いをこらえるためだったのか。
てっきり引いてると勘違いしてたわ!!
そんな事よりも今のどこに笑う要素があったのだろうか…。
まったく、私以外の人の笑いのツボがわかんないわ!

「そういえば、確か迷子でしたよね?一緒に来てた人とはぐれたならすぐ近くの駅へ案内しましょうか?」

ようやく笑い終えたらしい歌詞太郎さんが目元を指で軽く拭きながら聞いてきた。

「い、いやいや!そんな、あの伊東歌詞太郎さんと歩くだなんて恐れ多いし、大人しくここで待ってます。」

私は手と顔を横にぶんぶん振りながら答えた。
まぁ本音としてはあの歌詞太郎さんと道を歩けるだなんて嬉しいし勿論大歓迎なんだけどね!!
でもファンに見つかった時の反応とか怖いからね!!!
それに、流石に歌詞太郎さんが悪い人だとは思わないけど裕にぃから知らない人にはついていくなと散々言われてきたので大人しくここにいる方が良いだろう。

「ははは!なんですかそれ!普通に一般人として見てくれて良いですよ。」

「ムリです。私にそんな難題出すだなんて鬼畜ですか!!」

「そうなる!?」

「まさかそうくるとは思わなかったなー。」と言ってる歌詞太郎さんへ私は必死に有名人としか見れない事を主張していたが、次の瞬間、突如放たれた歌詞太郎さんの言葉で思わず頭をフリーズすることになった。

「でも、恐らくここで待ってても一緒に来てた人が来る確率は低いと思いますよ。」

えっ…ちょっと何言ってるかわからないよ、歌詞太郎さん。

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作品ジャンル:恋愛
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まき(プロフ) - 前読んだ時には高校生だったのにいまは大学生です。戻ってきてくれてありがとうございます。 (6月19日 19時) (レス) id: 4828ffee4e (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - 昨日梅干し食べました (2020年6月12日 17時) (レス) id: 6ef237c20a (このIDを非表示/違反報告)
- お願いします! 更新してください! (2020年6月10日 18時) (レス) id: 85026b1c18 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - えぇ!?!ここで終わりですか?!続きをお恵み下さいいい、!!! (2020年3月30日 8時) (レス) id: 1d0204b58b (このIDを非表示/違反報告)
まひろ - え、嘘、終わりですか!?え、やだやだ、え!?← (2020年3月7日 14時) (レス) id: 9e28ad89d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:純白の堕天使 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年5月24日 21時

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