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「あ、あの!それでここが何処なのかを教えてくれますか…?」

「えっ?あぁ、はい!えーと、ここは…。」

ひたすら謝ってくる歌詞太郎さんに私は話題を変えようと思いそーっとこの場所を聞き出した。
すると、目を上に向け考えるような素振りを見せた後に笑顔で答えてくれた。
「スターライト広場かな。」

「スター…ライト?」

なんだそのいかにもディスコやってそうな名前は。
しかもまわりを見渡しても星なんぞどこにもなったぞ!
私が疑問に思い小首を傾げると、それを察してくれたらしい歌詞太郎さんがこの広場の説明をしてくれた。

「スターライトっていうのは星で照らされる場所って意味で、実はここ夜になると星がすごい綺麗に見えるんですよ!それはもう、まるで星がこの場所だけを照らし出してるようにね。」

なるほど。それなら夜に迷子になりたかったな!!
でも夜は危ないからダメか…。いや、そもそも迷子自体がだめだけども。

「へー、伊東歌詞太郎さん見たことあるんですか?あ、ちょっと失礼します。」

ひとまず場所が分かったので、歌詞太郎さんに少し断りを入れてスマホを取り出しラインを開く。
あ、やばい。100件以上来てる!!!おこだこれ!!!完全おこだ!!!!
私は、ひとまず安心させるためにここの場所を打つ事にした。
えーと、スターライト広場にいるよっと。
あ、後念のために通知ONにしとこ。

「見たことありますよ!えー、あれは確かまふ君と天月君と…」

「天月さん!?」

私の耳に真正面からの歌詞太郎さんの声が聞こえてきた。
しかも【天月】という単語が聞こえてきたため、咄嗟に顔を上げる。

「えーと、もしかして天月君のファンなんですか?」

「は、はい!!私歌い手の中で一番好きなんです!」

「おおー!そうなんですね!」

「そうなんです!もうあの照れやすいい所とか笑ったときに出るえくぼとか、すっごい礼儀正しい所とか!!それから」

私がつい熱くなって天月さんについて語っていると突然ぴこっとメッセージが来た事を知らせる通知音が鳴り、ふと我に返る。
…やってしまったあああああ!!!
ふと、恐れながら歌詞太郎さんの顔を見ると何故か口元を隠してこちらを見てた。
ですよねー。いくらファンとはいえ初対面の人に熱く語られたらそりゃあ引きますよね!!

「すっ、すみません…。」

うん、とりあえず謝ろうかな!!もう遅いかもしれないけどさ!!
もういい加減にそろそろ好きな物熱く語る癖直さなきゃな(白目)

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設定タグ:歌い手 , まふまふ , スカイプ   
作品ジャンル:恋愛
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まき(プロフ) - 前読んだ時には高校生だったのにいまは大学生です。戻ってきてくれてありがとうございます。 (6月19日 19時) (レス) id: 4828ffee4e (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - 昨日梅干し食べました (2020年6月12日 17時) (レス) id: 6ef237c20a (このIDを非表示/違反報告)
- お願いします! 更新してください! (2020年6月10日 18時) (レス) id: 85026b1c18 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - えぇ!?!ここで終わりですか?!続きをお恵み下さいいい、!!! (2020年3月30日 8時) (レス) id: 1d0204b58b (このIDを非表示/違反報告)
まひろ - え、嘘、終わりですか!?え、やだやだ、え!?← (2020年3月7日 14時) (レス) id: 9e28ad89d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:純白の堕天使 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年5月24日 21時

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