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「まさか…僕の事知ってるんですか!?」

「嘘!?えっ、本当にあの歌い手の伊東歌詞太郎さんだったんですか!?」

まさかの私の勘が当たり、驚きつつも言葉を発すると「はい、歌い手の伊東歌詞太郎と申します!」って笑顔で返してくれた。

本当に歌詞太郎さんなんだ…。




やったぜええええええええええええ!!!!ひゃっほいいいいいいい!!
あの伊東歌詞太郎さんとか!!!!!!!えっ?どんだけ私運ついてるの?えっ?
迷子から伊東歌詞太郎さんに会えるとかどんな確率だよって話だよね!!!!!
きっと飛行機がハイジャックに襲われる確率よりも低いじゃん!!!!
あー!もう素敵!歌い手に会えた事はもちろん嬉しいけど、何よりあの!あの!伊東歌詞太郎さんに会えたって事が嬉しい!!
顔は生放送とかで顔出ししてるからたまーに見るくらいだったけれど、まさかあの仮面の下が爽やかイケメンさんの顔が隠れてるだなんて思いもしなかったよ!
やばいわ!!私テンション上がりすぎて今頭の中どんどんぱふぱふなカーニバル状態だわ!!!


「…大丈夫ですか?」

心配そうな声で伊東歌詞太郎さんに聞かれ、はっと我に返る。
いけない、すっかり自分だけの世界に入ってたわ!

「だ、大丈夫です。あのっ!伊東歌詞太郎さんにお願いがあるんですけど…!」

「すみません、撮影はできないんです。」

「えっ?」

「一応SNSにアップしないのら出来るっちゃ出来るんですけど…。」

本来の目的である現在地の場所について教えてもらおうと伊東歌詞太郎さんにお願いしようとすると、苦笑いを浮かべながら思ってもいなかったことを言われ思わず間抜けな声が出た。
あれ?なんか私勘違いされてね?





「ま、迷子だったんですか!?すみません!!!」

「い、いえいえ!!誰だって勘違いはありますし、ましては伊東歌詞太郎さんなら普通撮影ねだられると思うので間違えて当然ですよ!私がちょっと変わってるだけです!」

恐らくとんだ勘違いしているだろうと気づいた私は、必死に自分が迷子だということを説明し何とか誤解を解くことに成功した。
うん、まぁ確かに普通のファンなら歌い手に握手なり撮影なりねだりたいと思うだろう。
だがしかし、私はそんなの絶対に嫌だ派の人間なのだ!!
握手は親しい人以外の人と触れ合うなんて怖くて絶対出来ないし、撮影はまず自分が写ること自体がいやだ。
うん、流石コミュ障って感じの理由ですな。


それよりも早く場所を聞かねば!!

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設定タグ:歌い手 , まふまふ , スカイプ   
作品ジャンル:恋愛
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まき(プロフ) - 前読んだ時には高校生だったのにいまは大学生です。戻ってきてくれてありがとうございます。 (6月19日 19時) (レス) id: 4828ffee4e (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - 昨日梅干し食べました (2020年6月12日 17時) (レス) id: 6ef237c20a (このIDを非表示/違反報告)
- お願いします! 更新してください! (2020年6月10日 18時) (レス) id: 85026b1c18 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - えぇ!?!ここで終わりですか?!続きをお恵み下さいいい、!!! (2020年3月30日 8時) (レス) id: 1d0204b58b (このIDを非表示/違反報告)
まひろ - え、嘘、終わりですか!?え、やだやだ、え!?← (2020年3月7日 14時) (レス) id: 9e28ad89d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:純白の堕天使 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年5月24日 21時

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