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「それでは最後に、安全に気を付ける事を絶対に忘れないでください。はい、日直。」
綺麗な黒髪の女性の言葉にすぐさま男子生徒が号令をかけ、その場にいたものは嬉しさや楽しみといった感情を混じった声を発しながら友達と帰っていく。
そう、あの日がついに来た。
学生ならば誰もが待ち望むこの瞬間が。
「夏休みだああああああああ！！」
「うるさい、A。」
「またまたー、そう言いつつ真美も嬉しいんでしょ？意地っ張りめ！」
「逆に夏休みで悲しくなる人なんて私は見たことないな。」
「それは激しく同意。」
「そこははげどでしょ。おっくれてるぅー！」
「さて、帰ろうかな。」
「まって、ごめん。だからそんな可哀想な人を見るような目で見ないでえええええ！！」
いつも通りのくだらない会話を交わした後、真美と一緒に階段を下りながら夏休みの予定について考える。
何か予定あったけなぁ…？特にこれといった物はなかった気がする。
あ、小学校の頃からの友達がクラス会やるとかどうとか言ってたっけ。
まだ数年しかたってないのに早すぎるな！！まぁ行かないから別に関係ないけどさ！！
面倒なのはわかりきってるし、なによりあの猿共に会おうだなんて思いもしないわ。
友達には悪いけど後で断りのラインを入れとくとしよう。
「Aの所はイケメンさん帰ってこないの？」
「イケメンさん？」
「いや、ほら、隣に住んでましたー兄的な存在ですーな人。イケメンって言ってたじゃん。」
「ああ！裕にぃか！裕にぃなら帰ってこな…い…けど…あっ！！」
忘れてたあああああ！！
そうだよ！！あるじゃん！！大きな用事が！！
その名も裕にぃのお仕事確認！！
うっかり頭の中から消えてたわ…。危ない危ない。
日付は確か…
「７月２１日！？」
今から後二日後じゃん！！！
「何々、ちょっと待って。独り言怖すぎよ。」
「真美！！聞いて！！！」
「はいはい。どうせイケメンさんが帰ってくるとかでしょ？」
「私明後日東京行ってくる！」
「そー良かったねー…は？」
何故か鞄の中を探りながら私の話を聞いてた真美は、私の東京行きます発言に勢いよく顔を上にあげると顔をぽかーんとした表情にした。
とりあえずこの前の事を全て話した私は偉い子だと思うの。えっへん。
「ちょ、おま、まじかよ！！いんちき！！！！うらやま！！！！連れてけこのやろー！！」
「ふっふっふっ。残念ながら裕にぃから貰ったのは一枚しかありませーん。」
「くそう！」
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まき(プロフ) - 前読んだ時には高校生だったのにいまは大学生です。戻ってきてくれてありがとうございます。 (6月19日 19時) (
レス) id: 4828ffee4e (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - 昨日梅干し食べました (2020年6月12日 17時) (レス) id: 6ef237c20a (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - お願いします！ 更新してください！ (2020年6月10日 18時) (レス) id: 85026b1c18 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - えぇ！？！ここで終わりですか？！続きをお恵み下さいいい、！！！ (2020年3月30日 8時) (レス) id: 1d0204b58b (このIDを非表示/違反報告)
まひろ - え、嘘、終わりですか！？え、やだやだ、え！？← (2020年3月7日 14時) (レス) id: 9e28ad89d2 (このIDを非表示/違反報告)
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