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イケメンさんの友達の為にも、少し歩く速度を速めるとそれに合わせてイケメンさんも速度を速めてくれた。
行動までイケメンって…この人もてるな(確信)。

「そうだ、ボカロ!!」

「ボカロ?ボーカロイド?」

「そう!!知ってますよね!?ちゃんと着信音ききましたから!!あれ絶対ボカロですよね!もしかして好きなんですか?」

「え、あ、うん?」

「やっぱり!!わあ!偶然会った人ボカロ好きってすごい嬉しい!あ、ちなみに何の曲とか好きですか?」

「最近じゃあ、厨病激発ボーイとかかな。」

「私もです!!あれすごい良いですよね!!あ、ちなみに歌ってみたとかはどうですか?」

その問いに少し目を見開くと少しの間を空けて「好きだよ。」と言った。
なんだろ、もしかして私のさっきまでとの温度差に引いてるのか?
それならやばいな。でも自重はしないけどな!!

「な、何の歌い手さん好きですか!?」

「そらるさんとか天月とかですね。」

「天月さんですか!?え!私一番好きなんです!!やったああああああ!!」


はい。それからは言うまでもなく、ショッピングセンターなどのお店が立ち並ぶ中心街へ行くまで私のテンションが高いまま歌い手&ボカロトークとなった。
いやー、イケメンさんもよく我慢したと思うよ。うん。
でもまぁ、イケメンさんの方も楽しそうだったし良いよね!

「すっごく楽しかったです!!ありがとうございました!!」

「いやいや、こっちも道案内してくれて助かりました。ありがとう。」

どうやらイケメンさんはショッピングセンターの前にある噴水で待ち合わせをしているらしく、残念ながらレストランに行く私はここでお別れだ。
せっかく知ってる人と出会えた事だし連絡先聞こうと思っても、冷静に考えたらまだ名前も聞いてなくて会って1時間もしない。
名残惜しいけれども、最後にイケメンさんの微笑みを脳内カメラに収めながらも、「では」と手を振って別れた後レストンへ向かった。





裕《林道 吹雪って知ってる?》

某ファミリーレストランの中、冷やし中華を一人ぼっち飯として満喫していると裕にぃから突然ラインが来た。

A《だれそれ》

裕《あれ、知らない?ならいいや。なんでもないわ。》

A《なんですか一体》

裕《こっちの事情ー》

いや、真面目に誰だよおい。
そんなツッコミを心の中でした私は、残り1口だった冷やし中華をペロリと食べるとお会計を済ませて愛しのマイホームへ帰宅したのであった。

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設定タグ:歌い手 , まふまふ , スカイプ   
作品ジャンル:恋愛
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まき(プロフ) - 前読んだ時には高校生だったのにいまは大学生です。戻ってきてくれてありがとうございます。 (6月19日 19時) (レス) id: 4828ffee4e (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - 昨日梅干し食べました (2020年6月12日 17時) (レス) id: 6ef237c20a (このIDを非表示/違反報告)
- お願いします! 更新してください! (2020年6月10日 18時) (レス) id: 85026b1c18 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - えぇ!?!ここで終わりですか?!続きをお恵み下さいいい、!!! (2020年3月30日 8時) (レス) id: 1d0204b58b (このIDを非表示/違反報告)
まひろ - え、嘘、終わりですか!?え、やだやだ、え!?← (2020年3月7日 14時) (レス) id: 9e28ad89d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:純白の堕天使 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年5月24日 21時

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