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# me
『どこおるん？』
紫耀くんからのメールに駅前のCDショップの名前を挙げる。
『迎えに行く』
シンプルなメールは絵文字すらない。
私は紫耀くんのこういう所が好きだ。
普段は人当たりが良くて、人懐こい笑顔も見せるのに、本質的には真っ直ぐというか。
不必要に媚びない芯を持っている所。
「……帰ろ」
ギュッと掴まれた腕は、今までより熱く感じた。
「…あ、」
ついドラッグストアの前で立ち止まる私。
「寄りたいん？…化粧品？」
「食器用の洗剤、無かったよね？」
「俺んち……？」
「うん！」
"もちろん"と付け加え、手を引くように突き進む。
使い慣れた洗剤を手に取ると、紫耀くんの視線に気付いた。
あっという間に取り上げられ、
「買ってくる」
手を離されたと思えばつかつかと、先へ行ってしまう。
「……あ」
後を追った先で、急に立ち止まる紫耀くん。
「…店、先出てて？」
「え、」
「買いたい物あるから」
「……うん」
言われた通り店の前で待つ。
紫耀くんはわずか3分後に来た。
「ありがとう」と袋を受け取ろうとしても、
反対の手に持ち替えて渡してはくれなかった。
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なずな(プロフ) - とても面白い作品だと思います。更新待ってます！ (2017年10月19日 17時) (
レス) id: 05a55ce506 (このIDを非表示/違反報告)
まき - 面白くて文章力もあって一気に読んでしまいました。それから毎日読んでます。何回読んでも素敵な世界観で。更新を楽しみにしてます！お願いします！ (2017年10月11日 23時) (レス) id: 2353cb313a (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - とても面白くて、続きがとても気になります。これからもがんばってください！ (2017年8月20日 20時) (レス) id: a3bf426d55 (このIDを非表示/違反報告)
きょ(プロフ) - 更新ありがとうございます。とても面白くて楽しみにしています。がんばってください。 (2017年7月27日 23時) (レス) id: cfc1303549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：踊れる人大好き芸人
| 作成日時：2017年6月2日 12時
