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rbr「すまん、今日トントンは用事があって生徒会の集まり来なかってん。せやから俺が伝えに来たんや」
『成る程。お手数をおかけして申し訳ないです』
rbr「いやいや。ヘルディンさんが関わりたくないって言うてたんに此処まで来てしもうてすまんなぁ」
『あ、そのことなんですが…』
真っ向から否定するのは失礼だと思い直したので、私からは関わらない、と言うだけで話しかけられたらちゃんと応える、と考えを改めた旨を伝えた。
rbr「そうなんか…あ、そんなら俺と仲良うしてくれへんか？」
『いいですよ』
rbr「さよか…！せや、連絡先交換せえへん？業務連絡もそうやけど、ヘルディンさんと仲良うなりたいんや」
『…分かりました。…よろしくお願いします、ロボロ様』
連絡先を無事交換し、そう礼を伝えると、何の反応も無く彼を見つめると、頭を少しかいて、小さく首を傾げた。
rbr「そのロボロ“様”ってやつやめへん？距離縮めたいし…」
『ロ、ロボロさん…』
rbr「もう一声！」
『…ロボロ』
rbr「〜〜〜っ！」
そう名前を呼ぶと、彼は嬉しそうにガッツポーズをした。何がそんなにも嬉しいのだろうか。
『あ、では私のことも“A”とお呼びください』
rbr「…A」
『はい』
rbr「よろしゅうな！」
不意に風が吹き、彼の雑面が僅かに捲れた。
嬉しそうに細められた桃色の瞳、はちきれんばかりの笑顔に、私も笑顔を向けた。
じゃあ、と彼は手を振りながら帰って行った。
友人の死によって冷めた心が、僅かに暖かくなった気がして、胸に手を当てる。
まだ喪失感がなくなることはないが、新たに出来た友人に、少し嬉しくなった。
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作者です…！またお気に入り数と評価が増えていてとても驚きました！コツコツと更新頑張りますので、是非最後までお付き合い下さい。
(記念に番外編みたいなの出すつもりです)
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なな - この話面白くてすきです！ (2021年7月19日 9時) (
レス) id: eb678d68cd (このIDを非表示/違反報告)
なな - こ (2021年7月19日 9時) (レス) id: eb678d68cd (このIDを非表示/違反報告)
タラコ - すみません。42話のところの『''和食''は存在しないけど、、、』のところ和食と日本食逆になってると思います！ (2021年2月23日 9時) (レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
むっちゃい - モモさん» 有難う御座います！本当だ、急に話がとんでしまってますね…ご指摘有難う御座います！更新コツコツ頑張らせていただきます。 (2021年1月24日 9時) (レス) id: d7c3fd666c (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - めっっちゃ好きです…！36話から42話になってますよ！更新頑張ってください！！ (2021年1月23日 9時) (レス) id: 822858a868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むっちゃい | 作成日時：2021年1月8日 16時
