第143Q ページ26
『うーん、どこいったんだろう･･･』
試合終了後、私は、何故か会場の外を走り回っていた。
その理由は･･･
小「あ、A･･･ちょっとお願いが･･･」
試合が終わり控え室に戻ると、小金井先輩が、コソコソと私に耳打ちしてきた。
小「2号どっか行っちゃって！！ごめんだけど、探してきて欲しい！」
まじですか！！！！
愛おしい2号ちゃんが、迷子！いや！迷犬！！
『早急に行ってまいります』
小「ｳﾑ！よろしく頼むぞ！」
実を言うと、私と小金井先輩は、2号のお世話係となり、今となっては溺愛組を結成しているほど、2号にベタ惚れ状態。
今日も、あの瞳で訴えられて、連れてきたのだが、控え室から脱走したらしい。悪い子だね！！
遠くに行ってないといいけど、と思いながら探していると･･･
あれ、あの後姿は･･･？
『さつき？』
自販機の前に、親友であるさつきの姿があったのだ。
桃「あっ、Aだ！」
黄「ほんとだ、Aっち！」
おおっ、涼太じゃん！
『試合見に来てたんだね！涼太と来たの？』
桃「ううん、偶然会ったの」
なるほど！！
と、自販機の口から飲み物を取りだした人が、私を見下ろす
『あ、真太郎もいたのか』
緑「っ･･･さ、さっきぶりだな」
どもって、どうしたの？
桃「A、きーちゃんが名前呼びに戻ったのは知ってたけど、いつのまにミドリンも？」
ついさっきだよ
黄「正直、苗字呼びされてたの寂しかったから、戻って嬉しいんスよね？緑間っち！」
緑「そんなわけないのだよ。」
ま、なんでもいいや！
黄「てか、緑間っち。
次の試合勝てば、WC。間違っても、コケちゃダメっスよ」
緑「ありえないのだよ。くだらないことを言うなバカめ」
黄「バカとはなんスか！！」
なんか、2人が言い合いしてるの久しぶりに見るなぁ
とかぼんやり思いながら、後ろに続いた。
ちょうどそっちに行こうと思ってたから見送りついでに探そうと思ったんだ。
緑「そんな心配をするなら言う相手がそこにいるだろう」
おしるこを飲みながら真太郎が私を見た。
緑「次の誠凛の相手は、霧崎第一･･･、花宮真だ。」
確か、木吉先輩を含めた5人の名称、無冠の五将の1人
ベスト4進出校に選ばれた時に、調べた霧崎第一はあまりいい話はなかった。特に、花宮真にはね。
それを匂わせるかのような言い方を真太郎がしてきたのに、私は心底驚いていた。
でも、同時に相当な強敵だと悟ったんだ。
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涸萌佳雨(プロフ) - りおさん» わぁ！！ありがとうございす！！コメント嬉しすぎました･･･(;_;) 亀更新ですが気長に待ってくださると嬉しいです♡ (2023年1月31日 13時) (
レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
りお - この小説大好きです！更新楽しみです！ (2023年1月31日 7時) (レス) @page44 id: b489825e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涸萌佳雨 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時：2022年11月22日 12時
