第131Q ページ14
黒「桃井さん、来てください」
テツヤにコート内に来るよう言われ、「えっ！？私！？」と驚いた様子のさつき。
桃「Aの方がバスケ上手いよ！？」
黒「Aさんを抜ける自信がまだ無いです。」
桃「そうなの？」
さつき、サラッとdisられてるよ。
黒「まだ未完成なんです。
けど、青峰君と仲直りのきっかけにでもしてください」
テツヤは優しいからこっちが本音でしょ･･･。
私はやれやれと肩を竦めた。
黒「かまえてもらっていいですか。
止めなくていいです。見ててください」
そう言ってボールをつき始めた次の瞬間
桃「え･･･！？」
テツヤはもう既にさつきを抜き去っていた。
うん、上手くなってる！！
これが完全に完成すれば･･･
無敵のドライブ
▽▲▽▲▽▲
桃「もう駅すぐそこだから大丈夫！服は今度返すね」
寄り道が終わり、駅に行こうとしたら、さつきがそう言ったので、私たちは別れを告げ、来た道を引き返した。
桃「テツくーん！Aー！！」
名を呼ばれ2人で振り返ると、手を大きく振る笑顔のさつきがいた。
桃「またいつかバスケやろーね！みんなで！」
その言葉に私とテツヤは顔を見合せて笑って、もちろん賛同の返事を返した。
さつきはそれを聞いて、身を翻して行った。
私も振っていた手を下ろし、踵を返す。
少し歩いて
私は地面を見つめながら隣に歩くテツヤに聞いた。
『それで、私に何か話でもあるの？』
黒「気づいてたんですか」
やっぱり！！わざわざ私に来るよう言うなんて何かあると思ったんだよ･･･！！！
『テツヤとの付き合いは長いですからね』
黒「さすがAさんです･･･」
テツヤは、ふぅ、息をついて、真面目な顔を私に向けた。
黒「Aさんは、青峰君が好きなんですか？」
『えっ！？』
予想だにしない質問に思わず声がとび出た。
黒「告白の、返事に迷ってるってことは、少なからず好意があるってことですよね？」
食い入るように私を見つめる。
あ、ダメだ、このテツヤには嘘はつけない･･･
『うっ、うん。まぁ、そうなっちゃうよね･･･』
誤魔化しきれないと思った私は本当のことを言うことに決めた。
でも、不思議とテツヤなら言えるって思ったんだ。
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涸萌佳雨(プロフ) - りおさん» わぁ！！ありがとうございす！！コメント嬉しすぎました･･･(;_;) 亀更新ですが気長に待ってくださると嬉しいです♡ (2023年1月31日 13時) (
レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
りお - この小説大好きです！更新楽しみです！ (2023年1月31日 7時) (レス) @page44 id: b489825e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涸萌佳雨 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時：2022年11月22日 12時
