第128Q ページ11
話を聞くと
先輩方は自主練で集まっていて、そこにすぶ濡れ状態のさつきが、テツヤがいるかとやってきたそうな。
私はさつきを椅子に座らせ、そこに飲みのを買ってきたテツヤがそれを手渡した。
黒「･･･それで、何があったんですか桃井さん」
『だいぶ深刻そうだけど･･･』
テツヤと私で問いかける。
すると、テツヤのワイシャツを羽織ったさつきが目に涙を浮かべ、訴えた。
桃「どうしようテツ君、A･･･！
私っ、青峰君に、嫌われちゃったかもしれない･･･！！」
･･･き、嫌われたっ！？なんでっ！？
桃「青峰君、インターハイの準決勝・決勝ともに欠場したの」
そうらしいね、それはなぜ？
桃「主にヒジの故障で」
えっ？怪我してたの･･･？
驚く私の横でリコ先輩が頷く。
リ「まぁ、何となく、察しはついてたわ。
原因は、恐らく･･･、黄瀬君とやった海常との準々決勝ね？」
えええっ！気づかなかった･･･。
桃「A、気づいてなかったの？」
涼太ばっか目がいってた･･･
桃「Aも落ちたね？？」
うぅ、面目ない･･･
不甲斐なくて俯いていると、さつきの鋭い声がする
桃「青峰君のこともちゃんと見てあげてよ？告られたんでしょ？」
うーん、そうだけど･･･って！？
黒「え、今、告られたって･･･」
短い沈黙が駆け抜けた
「「「青峰に告られたあああ！！！？？？？」」」
みんなの前で言うなあああぁ！！！？
火「えっ！？何！？青峰ってAのこと好きなのか！？」
日「だから告ったに決まってんだろ！」
伊「もしかして、準々決勝の時に！？」
小「で！？で！？返事はなんて言ったの！？」
全員が私の目の前に集まり問い詰めてくる
『あ、いや、その、まだ返事は、してなくって･･･』
濁してそう言うと、さつきが突っ立った！
桃「何を迷ってるの！！？返事は決まってるでしょ！？」
『っちょぉぉおっとさつきさん黙ろうねぇ？？？』
私は慌てて皆に背を向け、小声でさつきと会話する
『しっかり考えたいから茶化さないでよ･･･
自分の気持ちをちゃんと分かってからじゃないと、真剣に伝えてくれた青峰に失礼でしょ！』
桃「でも、A、テツ君が好きなんでしょ！？なら答えは一択じゃん！」
『･･･そのはず、なんだけどね･･･』
私は苦笑いするしか無かった。
桃(これもしかして、青峰君にチャンスある！？)
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涸萌佳雨(プロフ) - りおさん» わぁ！！ありがとうございす！！コメント嬉しすぎました･･･(;_;) 亀更新ですが気長に待ってくださると嬉しいです♡ (2023年1月31日 13時) (
レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
りお - この小説大好きです！更新楽しみです！ (2023年1月31日 7時) (レス) @page44 id: b489825e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涸萌佳雨 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時：2022年11月22日 12時
