第1話【不思議なお手紙】<山瀬晴歌> ページ1
「ふぅ・・・これでお洗濯は終わったみたいですね・・・」
ベランダに出て洗濯をし始めて早三十分。
私は自分の額の汗をぬぐうと、ため息をついた。
「・・・後、夕御飯の準備とお手紙の確認もしないと・・・」
そう言うや否や、私は家の中に入り、料理を始めた。
そしてまた三十分ほど経ち、料理を終えて私は玄関に向かった。
玄関ポストには数枚の手紙があり、それを取り出した私はその内の一枚をまじまじと見つめた。
「・・・『山瀬晴歌様へ』・・・差出人がどこにもない?」
どういうことでしょう、と首を捻った私は、おそるおそるその手紙を開きました。
そこには、こんな事が書かれていました。
『ー本日、幻想郷は滅びました。
住人達には、止められませんでした。
でも、貴方には止められる。
しかし、きっと辛く長い道のりでしょう。
それでも貴方は、この結末を救いたいですか?』
「・・・えっ?」
訳が分からない。
正直に言うと、何故自分なのかも分からない。
けど、体は自然と動いた。
『はい』
不思議なお手紙の一番下。
金色の線が引かれていた場所に、私はそう書き込んだ。
瞬間、辺りが真っ白になってー
「あやややや、貴女、急に現れてどうされました?」
いつの間にか、そこは家では無くて。
目の前にいた烏の、そんな声が聞こえた。
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唯(プロフ) - 更新してき終わりました (2017年7月6日 22時) (レス) id: bd34dca449 (このIDを非表示/違反報告)
征我(プロフ) - 編集終了です! (2017年7月6日 19時) (レス) id: a30172f436 (このIDを非表示/違反報告)
征我(プロフ) - 編集します! (2017年7月6日 16時) (レス) id: a30172f436 (このIDを非表示/違反報告)
征我(プロフ) - 編集終了です! (2017年7月4日 21時) (レス) id: a30172f436 (このIDを非表示/違反報告)
征我(プロフ) - 編集します! (2017年7月4日 19時) (レス) id: a30172f436 (このIDを非表示/違反報告)
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