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カンタside
カ「・・・・・・・・・トミーばっかり」
ト「あ?」
カ「…思い出してきた。なんか、いつも俺には言わない事、トミーに言ってたなって」
ト「…えええ」
カ「…今のナシ。もう、ちょっと、あの、電話するんでどっか行って」
ト「えええええええ、なにお前!」
文句たらたらのトミーを部屋から追い出してから、ベッドに腰掛けてため息。何言ってんの、何年前なの。もうむこうだって忘れてて、普通に、彼氏とかできてて。
…俺だって、出てこないようにしまってちゃんと鍵かけて、そん時の気持ち、忘れて、…。
カラカラカラ。
カ「あのう」
ト「うお!何おまえ、なんでびっくりさせんの!」
カ「彼氏いるんで迷惑なんですけどお、って言われる可能性ない?」
ドアから半分だけ顔をだして、不安になったことを伝えると、トミーは少し考えたあと早口で話し始めた。
トミーから話を聞いて心配して連絡したこと、こっちは手が足りないから信頼できる人を探しているから、Aなら大歓迎、そこできっぱり断ってこないなら彼氏がいる可能性はないと見て、押してみる。こっちも困ってた、Aがよかったら、再就職か、新居が決まるまで、で構わないって言え。
カ「え、なにもう一回言って!早い!」
ト「後は、お前らが付き合ってたこと、気にしないで生活できんのか、ってこと話せば?」
カ「あっ、ちょ、待って、」
じゃーなー、って言って階段を降りてしまうトミーに声を掛けるも、その姿は見えなくなってしまう。頭の中で、言われたことを整理して、っていうかもうそれは諦めて、おもいきって電話をかけた。
スマホを掲げて階段を降りてリビングに入る。
ト「・・・」
P「どうしたの?」
カ「ここに住むひとが、増えまーす!!」
P「えええ!!」
キ「えっ、えっ、マジすかえっ」
ト「了解でーす」
P「えッ、トミー知ってるの」
キ「え、誰すか??」
ト「高校の時の後輩の女」
P「・・・・・アッ」
カ「会社がつぶれて困ってるみたいだから、短期間かもしれないけど」
ま「・・・・それ、ホントっすか?」
俺の後ろから、怖い顔をしたまんずがぽつりと言った。
ま「・・・詳しく、聞かせてもらっていいすか」
前途多難…?
つづく
生配信見てたからカップラー食べたいよー
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りい(プロフ) - 個人的に気持ちに余裕がなくて趣味を疎かにしていて、久しぶりに占ツクに来て、まっさきに学パロを拝見しました。社長室さんの小説、やっぱり好きです。素敵な作品を、癒しをありがとうございます! (2019年9月23日 4時) (レス) id: 23552ed598 (このIDを非表示/違反報告)
社長室(プロフ) - ちひろさん» コメントありがとうございます!素敵な感想、本当に嬉しいです〜ノリノリで描いていったというよりは、すこし苦しみながらできあがっていったので、幸せを感じていただけたことを心から感謝します。ひみつのほうもぼちぼちやっていますのでまた読みにいらしてください〜 (2019年7月27日 22時) (レス) id: 37f3407064 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - 完結おめでとうございます!今更ながら、ひみつからきて読ませていただきました。もどかしい青春が詰まっていて、社長室さんの描かれるカンタくんととみなが先輩がたまらなく大好きです。とてつもない幸せに包まれました。ありがとうございます。 (2019年7月26日 11時) (レス) id: 04f6d975f4 (このIDを非表示/違反報告)
社長室(プロフ) - じょん、さん» コメントありがとうございます!学パロで終わらせておけばよかったのに大風呂敷をひろげて2に続きまして、リアルタイムで呼んでくださった方にはご迷惑をおかけしました…!短編のほうは地道にやりますので、またお暇なときにでも覗いてやってください! (2019年7月5日 0時) (レス) id: 37f3407064 (このIDを非表示/違反報告)
社長室(プロフ) - 名無し9253号さん» お付き合いくださりありがとうございました! (2019年7月5日 0時) (レス) id: 37f3407064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:社長室 | 作成日時:2019年6月5日 11時