学パロ２

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カンタside


ト「まーたなんか買ってやったの」

呆れた顔でトミーが言う。俺がAにしたくてやっていることだからほっといてほしい。別に下心もないしキイチにするのと同じ、頑張ってくれているからお礼みたいなものだ。いや今はそんなことより、

カ「なー」

ト「あん？」

カ「最近なんかよく出かけてない？」


誰、とは言わなくてもわかってくれて、トミーはサブチャンを編集しながらちらりと俺を見た。

ト「そりゃ友達と飲みに行くことだってあるだろ」

カ「…もちろん、」

そんなの、わかってるけど。
なんか怪しいというか、ほんの少しだけピリついてるっていうか。トミーは感じないのか、もしくはトミーには普通で、俺にだけピリついて、る？

ト「ポンコツポイントたまりすぎてめんどいからもうカウントするのやめたかんな」

カ「ヘビーユーザーだからな」

ト「いやそういうポイントじゃないんで。もう普通に誘って。おじさんとして」

カ「…無理だよぅ」

ト「いやおじさん否定して」


外のスタジオで案件の撮影だったので、トミーは控室に置いてあるお菓子をひとつ取って開ける。俺はこの近くのケーキ屋さんを探し中。お土産に。
今日の朝の入りが早いから、昨日の夜は早く寝ろってAに言われて、それがおもろくて逃げ回ったのを思い出す。キッチンを片しつつ、家をうろうろする俺に早く寝てください！とか言う。嫁かよ。
…嘘。うそうそ。


ト「なに赤くなってんの」

カ「あちい」

ト「そうかあ？クーラー強くする？」

カ「寒いからいい」

ト「どっちだよ」

家に帰るとAがいて、おかえりなさいって言って笑う。おはようございます、お疲れ様、気をつけて、おやすみなさい、とか。俺の精神衛生上とてもいい。居心地いいし、楽しいし。







つづく

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