大事な話 ページ35
タケミっちside
佐野「タケミっち 大事な話があるんだ」
「……はい…」
佐野「オレ幼なじみがいてさ」
マイキー君と幼なじみ…
ヤベー奴なんだろーな
佐野「ただ家が近所ってだけで別に仲良くはなかった
しょっちゅう喧嘩ふっかけてきてさ
その度にボコボコにしてやった」
「……マイキー君に何度もケンカ売るなんて…とんだおバカさん」
佐野「うん それがさっきオマエの事殴った奴」
「………二人に殴られたんスけど…どっちスか？」
佐野「壱番隊 隊長 場地圭介
何考えてっかわかんねーだろ？アイツ」
「はい…なんで殴られたのかもわかんないっス」
佐野「ハハ 昔っからそーなんだよ
眠いってだけですれ違った奴殴るし
ハラ減ったら車にガソリン撒いて火ぃつけちゃうし」
「へ…へー」
マイキー君、それは「わかんねー」レベルを遥かに超えてます。
佐野「それと…もう一人大事な奴がいんだ」
「……Aくん、ですか？」
佐野「…うん。
Aとは中一の時に初めて会ったんだよ。」
佐野「初めて目があった時、綺麗すぎて一瞬女なのかと思っちゃってさ
それで、俺がAを気に入って、半ば無理やり俺の方に引きずり込ませたんだよね」
小さく笑いをこぼしながら話すマイキー君
確かに、Aくん綺麗だもんな…
佐野「その内、ケンチンたちまでAの事気に入って。
俺はケンチンたちがAと仲良くしてるの見て嫉妬してた」
「え、」
佐野「俺、Aの事好きになってたんだ。」
そんな気はしてたけど本当だったんだな…
佐野「A、滅多に喧嘩しないし、うるさいし、めんどくさいとこもあるし、すぐ文句言うし、ホント今までだったら絶対好きになってないタイプなんだよ」
「じゃあ、なんで…？」
恐る恐る聞くと、マイキー君は何かを思い出しているかのように、ふわっと笑いこう言った
佐野「可愛いんだ、Aがする事なす事全部可愛く見えちゃう
Aの笑顔が見たくて、Aの口から俺の名前が呼ばれるのが嬉しくて、一瞬でも隣に立てたら気分舞い上がっちゃって」
佐野「好きって気づいた時はそんな事で毎日楽しかった。
でも、だんだん俺欲張りになっていってさ
Aとお互いに特別な存在になりたいって思うようになっちゃったんだ。」
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Yuri＠ssss - 更新待ってます‼めちゃめちゃ面白いです‼ (2022年7月26日 10時) (
レス) @page39 id: 875565d54e (このIDを非表示/違反報告)
ゆめし(プロフ) - 大変最高でございました美味しかったです（殴） (2021年10月26日 0時) (レス) @page5 id: ed6bb776cb (このIDを非表示/違反報告)
🍐←これは梨 - 作品､好きです！続き求む… (2021年10月22日 20時) (レス) @page4 id: 97540ed4e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薔薇ネコ | 作成日時：2021年10月20日 14時
