見舞い ページ25
あの日から数日、今俺は龍宮寺の病室の前にいる。
ドアを開けると、バイクの雑誌をペラペラとめくっている龍宮寺がいた。
龍宮寺「…お、A。見舞いか？ありがとな」
「…ん。座っても良い？」
龍宮寺「おう」
そう言い、ベットのそばの椅子へと腰掛ける。
「…その、ごめん。龍宮寺」
龍宮寺「…は？何、謝ってんだ？」
「俺が、あの時…龍宮寺の代わりに清水たちの相手をしてれば、ここまで酷い怪我にはならなかっただろう？」
龍宮寺「…はぁぁぁぁ」
「え、人が謝ってるのにそんな馬鹿でかいため息する？！」
龍宮寺「お前、ホントに馬鹿。」
「はぁ！？俺今謝ってたよね？
なんで、急に貶してくんの？」
龍宮寺「だいたい、俺がマイキーの方へ行けって頼んだんだから責任感じる必要ないだろ」
「…そ、それは…俺が喧嘩しねぇから足手まといになると思って向こうに行かせたのかなって……」
龍宮寺「ちげーよ。色々こっちにも考えがあったんだよ」
「…そう、かもしれないけどホントに死ぬかも知れなかったじゃん…」
龍宮寺「現に生きてんだからそれでいいだろ。
それに、こんな所でへこたれるほど伊達に不良やってねぇよ」
「そっ…か、そうだよね。」
龍宮寺「は…っちょ、なんで泣いて…！？」
「…助かって、よかった…っ」
佐野「！？ケンチンA泣かした！！？」
龍宮寺「えっ、…なんで今来るんだよ……」
三ツ谷「うわ、ホントじゃん
A、大丈夫かー？」
「う、ん……大丈夫…」
佐野「……泣き顔かわい…んぐっ！？」
龍宮寺「はいはい、これマイキーのどら焼きだろ？」
「ぐすっ……な、なんで三ツ谷は携帯こっちに向けてんだよ…」
三ツ谷「んー？何でもないよ」
「嘘だっ！泣き顔撮ったろ！？消せ！」
三ツ谷「やだね。」
「そんな顔撮ってもどうにもなんねぇだろ…脅しにでも使うのかよ」
佐野「…A、ピアス外したの？」
「ぁ…！そうだ！！俺、ピアス探しに裏の駐車場行ったら抗争があってて……！？…………って事は、俺のピアスはもう…」
龍宮寺「粉々だろうな」
「うそ……そんなぁ…
めちゃめちゃ痛い思いして開けたのにぃ…」
三ツ谷「ふは、俺が誕生日にでも買ってやるよ」
「！！！三ツ谷イケメン！好き！マジ惚れる！！」
三ツ谷「おー、惚れてけ？」
「あー、もう好き。
三ツ谷ホントいい匂い。なんでこんないい匂いなの？」
そう言い、三ツ谷に抱きつく。
三ツ谷「うわっ、くすぐったいから嗅ぐな！」
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Yuri＠ssss - 更新待ってます‼めちゃめちゃ面白いです‼ (2022年7月26日 10時) (
レス) @page39 id: 875565d54e (このIDを非表示/違反報告)
ゆめし(プロフ) - 大変最高でございました美味しかったです（殴） (2021年10月26日 0時) (レス) @page5 id: ed6bb776cb (このIDを非表示/違反報告)
🍐←これは梨 - 作品､好きです！続き求む… (2021年10月22日 20時) (レス) @page4 id: 97540ed4e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薔薇ネコ | 作成日時：2021年10月20日 14時
