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2話 ページ3





Aが書類を片付け始めてから4時間がたった。


つまり今は7時だ。


 「あと1枚!」


これが終われば怒られずに済む、だなんて思って筆を取る。


最後の一枚はより綺麗に書こうと意気込んだ時、


乱暴に襖が開かれた。


土「A!起きろ!…って、起きてんじゃねェか」


珍しいな、と呟いてタバコの煙を吐き出す。


 「えへへ、今日は早起きで書類をやってたんですよ」


自分で言って自分でハッとするA。


口元を抑えても、出た言葉は戻らない。


土「書類は昨晩やると言ってなかったか?」


眉間のシワを深くして、タバコをスパスパ吸う土方。


 「で、でもあと1枚なんです!だからご飯抜きにしないでください〜!」


懇願する、とはこのことだ。


五体投地で頼むA。


耳と尻尾が付いていたらしょんぼりと垂れ下がっていたことだろう。


土「…チッ。その1枚終わったら俺のとこに持ってこい」


最後にまた煙を吐き出して土方は出て行った。


なんだかんだ言って甘いのだ。


 「よかったぁ…」





__たばこの匂いの大型犬は、子犬に弱い

3話*夢主side→←1話



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設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 真選組   
作品ジャンル:恋愛
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ののこ(プロフ) - 是非山崎をお願いしたいです! (2018年11月25日 15時) (レス) id: c2027c837f (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - コメント失礼します。とても面白いです!わんこ系のお話を書こうという考え方が私にはできない発想なので尊敬します! (2018年10月22日 0時) (レス) id: bdf6a0b39b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 土方紅葉さん» ありがとうございます!アンケートの方に投票していただけるとありがたいです! (2018年10月11日 21時) (レス) id: 2b842d3a3b (このIDを非表示/違反報告)
土方紅葉(プロフ) - 土方さんを書いて欲しいです!! (2018年10月11日 18時) (レス) id: 98923103cb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 00さん» ありがとうございます!参考にさせていただきます! (2018年10月10日 22時) (レス) id: 2b842d3a3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年10月7日 14時

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