飴色の青春 2 キャンジャニ (ページ43)

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ほしいものは Ⅰ ページ43

お買い物に来た。今日は、7人で。

みんながそれぞれよく行くお店をみんなでまわって、一緒に選んで、オソロとかしちゃって。

こんな大勢でお出かけとか、前なら断りきれずに我慢して、って以外じゃなかったのに、今日はこんなに楽しい。

安「錦子！見てこれ、かわいない？錦子に似合うと思うねんけど…。」

「えっ、かわいい！…でも、錦子つけれへんやつちゃう？」

安「そやで！あ、錦子て耳開けてへんかったかぁ。」

「てか安ちゃん開けたん！？」

安「おん！」

安ちゃんの耳には、キラッと光るチャーム。イヤリングやと思ってたけど、ピアスやったんや…。

「いや、あかんて。校則違反やろぉ？怒られんの？」

安「せやったっけ。こないだ、すば子ちゃんに開けてもろた。」

「すば子ちゃんに！？」

す「せやで。ウチ来た時。」

「村上せんせ、怒ったんちゃう？」

安「まだバレてへんで！」

す「ヒナは鈍感やからピアスとか気づけへんわ。なんなら付けてっても気づけへんのちゃうか？」

こんなぶっとんでて趣味が合わんひと達ばかり。だけど一緒にいてて楽しくて仕方ないんはなんでやろう。