ほほえみおうちデート ページ38
丸「なぁ、倉子、安ちゃん…。」
安「なん？あれ、丸子なんかめっちゃ疲れてへん？」
倉「ほんまや。元気だけが取り柄やねんから景気悪い顔してたらブスが加速するで？」
丸「もー！！なんでそう悪口がぽんぽん出てくるん！？」
安「倉子ぉ」
倉「で、どないしたん？」
丸「あんなぁ、今度錦子ちゃんがうち泊まりに来んねんて。」
安「そうなんや！」
丸「そんでな、丸子がお料理するって約束してんけどなぁ？錦子ちゃんて偏食やん…。何作ったらええやろか…。」
倉「丸子って、錦子ちゃんとよう遊んでへん？好きなもんわかるやろ？」
丸「うん、せやねんけど…。からあげ、白米、焼きそばあたりは確実に好きってわかんねん。けど、けどなぁ…？なんか置きに行ってるみたいやんそれやったら！」
安「へえ？」
倉「なるほど。丸子、よう言うてるもんな。錦子ちゃんに新しく好きなもんと出会って欲しいて。」
丸「そう！丸子の料理食べてくれるてことは、チャンスやん！！」
安「あー、確かに！じゃあ、錦子の好きなもんの系統から好きそうなメニューにしたら？」
丸「それやねんけど…あの子、好き嫌いめっちゃわかりにくない？」
倉「わかりにくい。魚嫌いやけどフグは好きとか、やったら肉が好きか言うたら急に肉抜きでとか言うし、食べれへん野菜多いしカレーの野菜はちっちゃくして食べるのにサラダもりもり食べたりするし。」
丸「そう！炭水化物好きなんは確定として、それ以外にどこに地雷があんねん？って感じでむっずかしい！すば子ちゃんみたくわかりやすかったらええのに…。」
安「錦子、しいたけは好きやん。しいたけご飯とかは？」
倉「いや、すば子ちゃんがしいたけ嫌いなんをからかうのが好きなだけで特別しいたけ好きてことちゃうで多分…。」
丸「はぁ…もしさぁ、口に合わんもん出しちゃって、美味しないって言われたらどうしよかなぁ…。楽しみにしてくれてんねやから、確実に好きなもんにした方がええんかな…けどそれはさぁ…うーん…。」
安「ありゃ。ループしちゃってる。」
倉「…まぁ、そんな難しく考えることないと思うけどな。」
丸「え？」
倉「白米好きなんは丸子も一緒やん。ご飯に合うおかずで、丸子が好きなもん色々作ったげたら、案外食べてくれる思うで。それに…」
丸「それに？」
倉「いや、なんもない。とりあえず、大丈夫やと思う。買い出し、付き合おか？」
丸「うーん…いい！丸子頑張る！」
倉「そか。」
安「頑張れ！」
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作者名：らむ倉 | 作成日時：2020年10月23日 23時
