飴色の青春 2 キャンジャニ (ページ35)

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おまけページ35

なんか最近倉子が男の子とようおるらしい。

男の子ってさぁ、要は…カレシ？やんな？
倉子は年下やのに、めっちゃ大人びててかっこよくて、錦子もちょっと羨ましいなーって思うねんけど、そんな倉子のカレシ？…めっちゃ大人なおつきあいしてるんちゃうの？しかも学校外の人やろ？

え？やっぱ年上？

安ちゃんも、年上大学生のしょーたくんとおつきあいしてるけど、あそこはほぼ幼なじみみたいな関係からのカレカノやし、しょーたくんもフワフワでカワイイ系やし、大人のおつきあいっていうのとはちょっとちゃうかなーって思うねんけど…。

でも倉子教えてくれへんし。いや直接聞いてへんけど、錦子は小学校からの友達やねんからふっつーにいつもなんかあったら言うてくれるねん。でも、カレシできたとか聞いてへんし、それってけっこうガチなんちゃうん？？

これは…

スパイして突き止めるしかないやん！！！

という経緯で今は放課後
「今日は用事あるから」ってバイバイした倉子。これはチャンス、と思って後をつけててんけど…

コンビニに入ってなんか買って出てきた倉子。エルサイズのホットコーヒーと、…飲むプリン？倉子あんなん好きやったっけ？…てか倉子がそういうの貢ぐ系カレシ？？？

そのまま近くの公園に入っていく倉子。1人ベンチに腰掛けた。ここが待ち合わせ場所やな！！

「倉ちゃん！！」

来た！？

…は？

走ってきたんは、大きめのサイズのジーンズにモコモコのダウンジャケットを来た…子供？？

「え？ちっちゃ…」

倉子が差し出した飲むプリンを満面の笑みで受け取って「ありがとお！」とよく響くボーイソプラノ。

いやあれ？それはちょっと犯罪ちゃう？いや倉子も未成年やからええんか…てそういう問題ちゃうか。てか、もしかしてカレシの連れ子とか？それはやばない？？？

なんてことを、ぐるぐる考えてると…

「錦子ぉ」

ぽん、と背後から肩を叩かれる。

「うわぁっ」

安「なんしとー？」

「やややややすちゃん！！いやちゃうねん、これは…」

安「あれ？倉子やん。てか、りょーもおるやん。倉子ー！りょー！」

「…は？」

安ちゃんは錦子のパニックをスルーして陽気に手を振りながら倉子の方に向かっていく。

てか知り合い！？

倉「おー、安子。奇遇。どないしたん？」

亮「安ちゃんこんにちは！」

安「いやそこで錦子見っけて声掛けに来てん。したら、倉子おるしびっくりしたわ。」

倉「？錦子ちゃん？？」

…