虹色の恋.。【短編集】

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大倉『A、帰ろう』



『....うん』




仮にもカップルだから、一応登下校は一緒。



二人ならんで歩いたら、「美男美女カップル〜」なんていわれるけど、私は美女じゃないよ。




帰り道、細い道を歩いてると忠義が突然口を開いた





大倉『....なんかさ、今日A元気なくない？』





『....へ？そ、そんなことないよ！』



大倉『そ？ならよかった』




....び、びっくりした...




頑張って明るく振る舞ってたつもりなんだけどな...(^_^;)




実は、私今から忠義の事、振ろうとしてる





仮カップルが嫌だ、ってゆうのもあるけど、




忠義がこないだ『あのこめっちゃかわいいやん！』


っていってた転校生の女の子が、忠義の事が好きって言う、噂を耳にして


一人で今日廊下を歩いてたら(友達いないわけじゃないよ！？)


その女の子が友達に、『私、大倉くんに告白する！』っていってるのを聞いてしまった



だからふられる前に、振っておこう、そうおもった





『....ねぇ、忠義』




大倉『ん？どした？』




『...私たち、この関係、終わりにしない？』




大倉『....は？』

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