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それから3時間ほど走って北の町に着いた。
鬼が出たとは思えないほど静かだけど。




『ほんとにここであってる?』


鴉「当タリ前ダッ!」


『…まぁ確かに鬼の気配はビンビンするけどね』



とりあえず歩くか、そう思い私は町の中心をめざした。


今は23時くらいだろうか、さすがに誰も外を出歩いてない。これじゃあ情報収集もできないじゃん。




『鎹鴉、とりあえずもう帰っていいよ。』


鴉「カァー!」


鎹鴉はそう鳴いて飛び立っていった。
瞬間、私は後ろを向いて思い切り刀を振るう。



鬼「ぐはっ、、!」


そう、後ろから鬼が来てたのだ。
鎹鴉が怪我したら可哀想だから逃がして良かった。

刀は頸ではなく鬼の腹を裂き、辺りを紅く染めた。
鬼の腹からは臓物が少し垂れ下がっている。



『頸だったら苦しまずに済んだのに、、』


鬼「女が、、!調子にのるな!!」


『まぁ大丈夫だよ、一瞬だし苦しくないから』


鬼「うるさい死ねェ!!」



鬼が飛びついて来たと同時に真横に避ける。
そして、




『雨の呼吸 伍ノ型…









【干天の慈雨・改】』


鬼の頸を斬った。
離れ離れになった鬼の頭部と胴体はハラハラと灰のように散っていく。
鬼は最後の最後まで何か喚いていたが聞こえなかった。




『…来世ではどうか人として幸せに、ね』


本来の【干天の慈雨】は自ら頸を差し出した鬼にしか使えない。
それを改良したのがこの【干天の慈雨・改】だ。
血鬼術を使わない鬼ならこれで倒せる。


それともう1つ気になることが、、





『そろそろ出てきたら?実弥?』


私がそう言うとトンッと軽やかな着地音が背後から聞こえた。
そう、風柱である不死川実弥だ。




実「バレてたのかよ、面白くねぇなァ」


『……見てたんなら手伝ってよ』


実「あんくらいの雑魚お前でも余裕だろォ」


『そうだけどさ、、』


実「まァ今度団子奢るからよ、許してくれやァ」


『し、しょーがないなぁ?』


実(相変わらずちょろいな)




今度団子を奢ってもらう約束をし実弥とバイバイをした私は報告するため産屋敷邸へと向かった。

……てかなんで実弥いたんだ?

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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2020年3月1日 18時

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