狗巻先輩に愛されたいっ

五条先生2 ページ11

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「だよね、そう言うと思った。まず棘に紋章をみせてやって」



両手首の裏にある白い紋章。

それが見えるように狗巻先輩に手を向けた。





「高菜…」



あたしの両手首を交互に見た後、


自分の口元を指差して「こんぶ！」と微笑んだ。




''同じ" という意味でしょうか。


だとしたら可愛すぎます狗巻先輩。







「それじゃ、式神だして」







「じゃあ…'白蛇(びゃくだ)'」


両手首の紋章同士を打ちつけた。





シュゥウウ…



白い大蛇が2匹Aの背後に出現した。




"シャァアーッ''


威嚇する2匹にAが静止を命じるとスッと体を丸めて目を光らせた。





「おお〜いいねいいね」


パチパチと拍手をする五条先生。




「しゃけ〜」


つられて拍手する狗巻先輩。








「この子達が狗巻先輩の喉を治せるんですか？」



「あぁ、蛇じゃなくて狐。白狐(びゃっこ)だよ」






え。まじか。





「五条先生。あたし白狐を召喚したことがありません」


「うん、知ってるよ〜。まず白狐を召喚できるようになる事。頑張ってね！」


「ツナツナ！」




わーー、


狗巻先輩が頑張ってって言ってくれてるーっ！



頑張らないと。








「白狐、召喚してみせますっ！」




右手を上げて宣言した。









(！)attention2



▽Aちゃん能力まとめ



・両手首の裏に白い紋章

・紋章を打ち付けて式神を召喚

・白い式神

基本的に白蛇2匹で祓います







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