さようなら２ (ページ10)

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JN side

JN「あお、今日の予定は?」

you「今日はお昼前に事務所に寄ってから引っ越しします。その後は昨日と一緒で曲作りの手伝いをしてくれるヒョンと会います!」

JN「そう。ご飯は?」

you「今日は宿舎で食べる予定です。」

JN「そっか、分かった。」

JN「じゃあヒョン行ってくるね。」

you「分かりました、行ってらっしゃい。怪我に気を付けてくださいね。」

あおにちゃんと帰ってくるか聞こうと思ったけど何故か聞けなかった。
もしここで聞いて僕の望む答えが返ってこなかったらと不安になった。

あおの頭を撫でると可愛く微笑んでいたから、たまらずポッポした。
とりあえず顔中にポッポしておいた。

くすぐったそうにしているあおが可愛くて、しばらくの間会えないんだと思うとかなり寂しかった。

僕と蒼の様子を見ていたハオが近づいて来て、僕と同じようにポッポし始めた。
その様子にびっくりした。

ポッポの習慣は韓国特有のもので、僕はもう慣れてきていたけど、まだ韓国に来てそんなに経っていないミンハオには馴染がない習慣のはずだ。
現にポッポするのもされるのもあんまり得意ではないはずだ。

そんなことを思っているとポッポタイムは終わったのか頭を撫でながら

MH「向こうの宿舎でも元気に生活するんだよ。ご飯はちゃんと毎日しっかり3食食べて、髪は乾かしてから寝るんだよ。いいね?分かった?」

you「はい。」

MH「寂しくなったらいつでもヒョンに連絡しておいで、電話でもメッセージでもいいから。すぐ会いに行くからね。」

you「はい!ありがとう、ハオヒョン」

MH「ん、いい子」

こんな会話をしている二人は本当の兄弟のようで微笑ましい雰囲気だった。
でも、ミンハオは何故か少し焦っているような表情だった。

そろそろ出る時間だと皆が玄関に集まると、蒼がお見送りに来た。

SC「じゃあ行ってくるな。」

you「はい、行ってらっしゃい。気を付けてくださいね。」

SC「おう。」

スンチョリヒョンが蒼を抱きしめると、それにジョンハニヒョン、シュアヒョンと続いたから僕も蒼を抱きしめた。それぞれ年齢順に蒼を抱きしめると僕らは出かけた。

ミンハオは蒼の存在を確認するかのように、大事な宝物に触れるかのように優しく抱きしめていたのが少し気になった。