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jn side
涙を必死に拭う蒼の姿はとても切ないものだった。
ジミンがゴシゴシ擦っている蒼の手を止めるが、
その目から落ちる涙は止まることがなかった。
ポロポロと落ちていた涙はどんどん大きくなってボロボロと音が聞こえそうなほどになった。
蒼の可愛い大きな目から止めどなく流れる涙を拭ってやると
jn「蒼どうしたの〜、泣かないで〜」
you「うぅ〜」
顔をくしゃくしゃにして余計に泣いてしまった。
jn「どうして泣くの〜」
jm「ジニヒョンが蒼の事泣かした〜」
th「本当にヒョンたら〜」
jn「何言ってんだ」
jk「蒼、おいで」
グクが蒼の事を呼ぶと蒼はトコトコと音が鳴りそうな歩き方で大人しくグクの胸の中に納まった。
you「うっ、うぅ」
jk「ん〜よしよし」
jh「いい子だね〜」
nj「我慢しないで沢山泣きな」
ユンギは無言で蒼の頭を撫でまわしていた。
蒼はしばらくグスグスしていたがだんだん落ち着いていき、どうやらそのまま寝てしまったようだ。
jh「よく寝る子だね笑」
nj「まぁそういう時期だしな笑」
jn「ここにもいっぱい寝る子がいるし仕方ないよ笑」
とジョングクの頭をウリウリしてやるとすぐに払われてしまい、少し拗ねたような顔になった
jk「僕はもうヒョンなんですよ!」
グクの可愛い反抗に皆和んだ。
th「蒼はまだ忘れられないんだね」
そうテヒョンがポツリとつぶやいた。
涙の訳を本人から聞くことはできなかったが、おおよそ当たりだろう。
この子にとってはそれ程、前のグループが大切でかけがえのない物だったのだろう。
そのグループを思って泣く蒼は綺麗で儚くて、見ていて苦しくなる。
悲しそうにしている姿を見て、忘れてしまえばいいのに
僕たちがもっと笑顔にさせなくてはと毎回思う。
普段も可愛いけど、笑顔が一番可愛いんだから
ずっと笑顔でいられるようにヒョン達が幸せにしてあげるからね笑
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作者名：傘 | 作成日時：2023年1月22日 14時
