さようなら２ (ページ26)

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宿舎を出て、コンビニに寄ってお菓子と食べ物と飲み物を買った。

事務所に着くと、受付に声をかけるとすぐに社長室に通された。

コンコン

社長「入りなさい」

you「失礼します。」

社長「よく来たね」

you「はい」

社長「早速だけど、手紙の内容を説明してくれるか」

you「はい、とりあえず僕はこの事務所を辞めるつもりです。ここでのデビューは僕に良い物ではないと思ったからです。」

社長「それはどうしてだ。」

you「僕がSEVENTEENでのデビューを望んでいたことは理解していますよね?」

社長「あぁ、それは理解している。だが、君程の子をグループの中に埋もれさせてしまうのは惜しいからソロデビューをさせることにしたんだ」

you「でも僕はそんな事望んでいない。この事務所ではSEVENTEENだからアイドルとしてデビューしてもいいと思ったんです。それにもしSEVENTEENでのデビューが出来なくても作詞作曲家として裏方でSEVETEENを支えていくつもりでした。でも会社としては僕が裏方に下がることは納得しないでしょう。それが叶わないならここにいる意味はないです。だから辞めます。」

社長「どうしてソロデビューはダメなんだ。」

you「ここでソロデビューの必要はないです。僕にとって良くない環境でデビューしても長くは続かない。だったらデビューしても意味はないと思います。」

社長「ここは君にとって良くない環境なのか…」

you「はい」

社長「即答なんだな。そうか、じゃあここを辞めたらどうするつもりだ」

you「他事務所に移籍します。」

社長「もうそこまで決めたのか⁉」

you「はい、移籍先も決まっています。オーディションも受けて合格も貰っています。」

社長「え!合格まで⁉行動が早いな…」

you「すみません、僕一度決めたら止まらないんです。
だから、退社はもう決めた事なので取り消すことはないです。

とりあえず、間に入ってもらっている曲だけ作って、その分のマネージメント・仲介料は今まで通りで問題ありません。それが終わる目安が大体4か月程度なのでそれが終わり次第退社という形でお願いします。」

社長「そうか、もう止めても無駄そうだな。わかった、そのように手配しておく。」

you「ありがとうございます」

社長「SEVENTEENのメンバーには本当に伝えなくていいんだな」

you「はい、大丈夫です。それになんとなく気が付いているでしょうから、わざわざ社長から言われなくても大丈夫だと思いますよ。ごまかしておいてください」