さようなら２ (ページ22)

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you「僕は練習生なので、とりあえず事務所で窓口して貰ってたんです。依頼とか修正の受付は事務所のスタッフさんがやってくれていました。なので僕は表に出ることもなく直接打ち合わせをしたりすることもなかったんです。」

yj「そうなんだ。でもどうして先輩たちとは会ったの?」

you「事務所を辞めるって決めたからです。もともと編曲のお仕事は自分の作った曲か同事務所の先輩の曲しかしてなかったんです。他の人の作った曲に手を加えるのは難しいし、僕としては気を遣う仕事なんです。だから今まで断ってきました。

でもユンギヒョンからメールが来た時、この人たちとなら楽しいお仕事が出来そうだって思ったんです。一度は断りましたけど笑」

you「初めの頃はずっとリモートでカメラオフで打ち合わせしてました。でも辞めるって決めてこの事務所のオーディション受けようってそう思ったら、わざわざ顔隠してる必要ないなって…。

もしオーディションに受からなくてもこれからは僕の好きなように作詞作曲のお仕事しようって思って。」

sb「そうなんだ……」
yj「すごいね。」

you「ヒョン達には優しくしてもらってます。こんなぺーぺーの練習生兼PDに優しくしてくれるなんてここの事務所の人は皆さんいい人たちです。もちろんヨンジュニヒョンとスビンさんもです。」

yj「ありがとう笑」
sb「ありがとう」

sb「あのさ……あの…」

you「はい」

スビンさんが何か言いたそうにしている。
何を言いたいのか僕にはわからないけど、ヨンジュニヒョンは何かに気づいたのかニコニコしながらスビンさんを見ている。

sb「あの僕Blauさんの曲が好きなんだ!だからサイン欲しいです…」

だんだん声が小さくなるスビンさん。

you「はい!いいですよ、僕なんかのサインで良ければ!」

sb「ありがとう。あと、あとさ……蒼って呼んでいいかな?」

スビンさんってうさぎさんに似てて可愛いなって思ってたけど、上目遣いで僕に許可を取るスビンさんは凄く可愛かった。

この可愛さはぐぅひょんと並ぶレベルだ!!

you「はい!!大丈夫ですよ、スビンさん!」

可愛すぎてつい返事に勢いが…汗

sb「あとそれ嫌かも…」

you「え…」

可愛いって思ってたのばれた⁉
もしかして鼻息荒かったかな?

そう思っていると

sb「その、スビンさんって呼び方……嫌かも」
you「?」
yj「蒼、スビンはねヒョンって呼んでもらいたいんだよ笑」

you「え、あっ!…スビニヒョンって呼んでいいですか?」
sb「うん!!」