●配信者ちゃんと落ち合い ページ6
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翌日、普通に学校に行き、普通に帰路を辿る…のではなく、普段は乗らない電車に乗った。
良かった、ICカード残高あった。無かったら足すだけなんだけど。
来た電車に乗り、窓際に立つ。ガタンゴトン、と音を立てて走る列車の風景を眺める。
あまり慣れていない風景に、少し目が疲れたような…。
10分も乗っていると、目的の駅に着く。
真っ先に電車から降りて、ホームに足をつける。
おー…景色が新しい。すごい。
そんな薄っぺらい感想を抱え、改札を通る。
ピッ、と軽快な音が鳴って改札が開く。そこをそろりと通り、風を感じる。
「…ここ、だよな…」
鞄からスマホを取り出して、保存したマップアプリの写真を開く。
うん、ここだ。ここから南口か…南ってどっちだ。
そんな方向音痴感を醸し出しながらも、南口の案内板を見つけ、その方向へ歩く。
途中にあった美味しそうなパンの売っているパン屋やコンビニの新商品に惹かれながらも、南口から外へ出る。
一旦横に退いて立ち止まり、再度スマホを確認…すると、ましろさんからメッセージが来ていた。
ましゅそろそろ着くっしょ?今駅向かってるから待っててー!
ましゅすれ違うと嫌だからね…南口だよね?
お、おう…中々至れり尽くせりなのでは？
スマホを持ち直して、キーボードを開く。
楓ありがとうございます!南口です、ATMの横にいます!
出来る限り短くわかりやすく打った文を送る。
特にやることも無いので荷物を地面に置いて、ニュースアプリを開く。
国際情勢があーだのこーだの、あの芸能人とあのスポーツ選手があーだの…ニュースって明るいのの方が少ないから見てると少し疲れる。
はぁ、と軽くため息をついていると、聞きなれたような聞き慣れていないような声が私の耳に入ってくる。
「楓っ！お待たせしましたぁ〜！！」
わぁわぁと騒ぎながらこちらへ軽く駆けてくるましろさん。そういえば呼び捨てかい。
んへへ〜、と笑いながらこんちわ！と挨拶してくるましろさん。
こんにちは、と返してやる。
「んじゃ、ここにいてもなんも無いし、行こっか！」
ましろさんの問いかけにはい、と答える。手を差し出してきたが、流石にその手をつかもうとは思わない。ましろさんより先に歩き出す。
「えっ、ちょっと！楓が先に行っても場所迷うでしょ〜！」
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優夜@skpr/Bsc(プロフ) - 零麗さん» 名前は大丈夫ですよ！書いてくださり有難うございます！ (2021年10月9日 1時) (
レス) @page21 id: 78f7faa116 (このIDを非表示/違反報告)
零麗(プロフ) - 優夜@skpr/Bscさん» わわ、素敵なシュチュエーションありがとうございます…！書かせていただきます！また、大好きとお言葉を頂けて嬉しい限りです！これからも頑張っていくので、よろしくお願いします…！！ (2021年10月8日 7時) (レス) id: 85454a74f4 (このIDを非表示/違反報告)
優夜@skpr/Bsc(プロフ) - 配信者ちゃんが風邪引くシチュとか、親友と配信者ちゃんがばったり会うシチュはどうですか…？楓が「あれ、配信者ちゃん来てない。珍し」って心配するとか…。あ、すみません、この作品大好きです、頑張ってください！ (2021年10月7日 22時) (レス) @page19 id: 78f7faa116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零麗 | 作成日時：2021年9月18日 17時
