敏感で、鈍感 ページ30
万里side
『みんな万里のこと見て褒めてるね。』
デート中、突然そんなことを言い出すA。
確かに、視線は感じてた。でも、その視線は俺だけに向けられたものじゃない。半分くらいは、Aに向けられたもの。
もちろん、背が高いから目立つっていうのもある。
でも、それだけの理由でこんなに視線を感じるわけがない。
「あそこの人たち、カップルかな？2人とも、スタイルいい！」
「あの人美人だなー、俺もあんな彼女ほしー…」
ほら、こんな話し声も聞こえてくる。
Aには聞こえてないのか？
都合のいい耳なんだか、悪い耳なんだか……
とりあえず、反論してやる。
万「あ？お前だって人のこと言えねぇくせに。」
『はい？何言ってんの、私なんか褒める人いな……くはないか。カンパニーのみんなは受け入れてくれたよね』
んー、なんかずれたなぁ……
普段別に鈍感じゃないくせに、なんでこういう時に気づかないんだか。
周りから視線が向いてるっていうのには敏感で、気づいてるっていうのに。
まぁ、それだけ自分に自信なかったってことだもんな……
しつこく訂正しても話が進まないと思ったから、とりあえず流しておく。
万「そうじゃないんだけどな…まぁいいや、そういうことにしとくわ。」
確かにこうやって、まだ多少ネガティブなこいつだけど、カンパニーに来た頃よりだいぶ前向きにことを捉えるようになった。
ヒールも、今じゃ嬉しそうにかかとを鳴らして歩いてる。
かかと鳴らしたことなんてなかったから、なんか不思議！楽しい！
なんて言って。
かかと鳴らして歩くのが楽しいってなんだよ笑
でも、そんな無邪気に笑うこいつがまた、とんでもなくかわいい。
大人びた見た目で、くしゃっと笑う破壊力といったら、もう。
あぁ、好きだな。
早く、俺を選べよ。
寮に帰ると、すぐさま目の前に現れるのは至さん。
なんかわけわかんねぇこといってるから反論する。
いくつかそうやって言葉を交わしてると、横でAがクスクス笑った。
その顔を見るだけで、怒りなんか何処へやら。
至さんは、優しい顔になった。
きっと、俺も同じような顔になってるだろうな、なんて思った。
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推し尊い(プロフ) - 続きをどうかお願いします（泣）夢主ちゃんがどうなるのか気になります！ずっとずっと待ってます！！ (10月27日 8時) (
レス) @page37 id: e0da5eef99 (このIDを非表示/違反報告)
ﾅﾅﾏﾂちゃん(プロフ) - どうか続きをお願いしますーこれからの展開とか夢主ちゃんが無事に戻ってこれるとかが気になります！お願いします続き待ってます！ (2022年9月20日 13時) (レス) @page37 id: a2c660f77b (このIDを非表示/違反報告)
茉莉 - 偶然みつけて、面白くて一気読みしてしまいました！！完結楽しみにしております！頑張ってください、応援してます！！ (2020年8月23日 22時) (レス) id: e966b7f0fe (このIDを非表示/違反報告)
あやっち(^∞^) - 主人公が一成に相談して、そして一成の答えが主人公を励ましながら他の四人事も応援しててマジで『一成イケメンかよ！？』って思いました！これからも「A3!」の小説かいてくださいね！応援してます！(^∞^) (2020年8月9日 23時) (レス) id: 1032255a07 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - めっちゃ素敵で一気読みしてしまいました…！完結、お待ちしております…！ (2020年1月28日 20時) (レス) id: c9fcd5096d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つん* | 作成日時：2018年2月24日 21時
