最悪の再会 ページ18
Aside
男「…A？」
『……久しぶり』
前に付き合っていた人だった。
恋をすることがトラウマになった、トドメを刺した張本人。
ほんとは名前すら呼んで欲しくない。
声をかけられた以上、無視するのも悪いので一応会話をしてみる。
『…彼女と来たの？』
我ながら、なんて話題を持ち出したのか。
でも、他にこいつと話すような話題も見つからない。
「あぁ。そっちは？1人で来たのか？」
『ううん、外で待っててくれてる』
そういうと、彼は窓から外を眺めた。
2人の姿を見つけたのか、私に問いかける。
「どっちが新しい彼氏？」
『関係ないでしょ、ほら、彼女さん待たせちゃ悪いから早く行きなよ。』
「冷てぇなぁ。トイレって言って立って来てるからこっちは大丈夫だけど。混んでたって言やぁ、どうにでも誤魔化せる」
そういうと、トイレの影になっている方に連れて行かれる。
そのまま、壁に押し付けられた。
いくら背は高くても、やっぱり男の人の力には敵わない。
『ちょっと、何すんの!?』
「いや、一つ言っとこうと思って。」
『は、なしてっ…！』
「おっと、叫ぶんじゃねぇぞ？見つかればお前だって色々面倒だろ？」
正直、そんなの知ったこっちゃない。
構わず声を上げようとすれば、 あいつらに迷惑かけたいのか？ と問われてしまう。
…劇団に、迷惑をかけるわけには行かない。
しかも、私の(というかこいつのせいだが)事で問題を起こすことになるなんて、以ての外だ。
私が静かになったのを見て、急に顔を近づけてくる。
私は、とっさに顔をそらした。
すると、無理やり顔の方向を変えるでもなく、そのままそいつは言葉を続けた。
耳元で、ねっとりとした口調で囁くように。
「付き合ってる時何にもできなかったけどよ、今からでも色々してやったっていいんだぜ？」
そう言いながら、太ももを撫でられる。
全てが気持ち悪くて、背筋がゾワゾワした。
『絶対に、嫌、だ…っ！』
抵抗しても、力が強くて振りほどけない。
手が、制服のスカートの中に伸びてくる。
なんだか、気分も悪くなって来た。
頭がガンガンする。
なんだこれ、トラウマのせい？
それとも、単なる恐怖からか。
…何にせよ、笑うしかない。笑う気力すら、今はないのだけれど。
(あぁ、ダメだ)
もう諦めかけた時、
「何、やってんだ…！」
怒鳴るような声が、そいつの背後から聞こえた。
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推し尊い(プロフ) - 続きをどうかお願いします（泣）夢主ちゃんがどうなるのか気になります！ずっとずっと待ってます！！ (10月27日 8時) (
レス) @page37 id: e0da5eef99 (このIDを非表示/違反報告)
ﾅﾅﾏﾂちゃん(プロフ) - どうか続きをお願いしますーこれからの展開とか夢主ちゃんが無事に戻ってこれるとかが気になります！お願いします続き待ってます！ (2022年9月20日 13時) (レス) @page37 id: a2c660f77b (このIDを非表示/違反報告)
茉莉 - 偶然みつけて、面白くて一気読みしてしまいました！！完結楽しみにしております！頑張ってください、応援してます！！ (2020年8月23日 22時) (レス) id: e966b7f0fe (このIDを非表示/違反報告)
あやっち(^∞^) - 主人公が一成に相談して、そして一成の答えが主人公を励ましながら他の四人事も応援しててマジで『一成イケメンかよ！？』って思いました！これからも「A3!」の小説かいてくださいね！応援してます！(^∞^) (2020年8月9日 23時) (レス) id: 1032255a07 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - めっちゃ素敵で一気読みしてしまいました…！完結、お待ちしております…！ (2020年1月28日 20時) (レス) id: c9fcd5096d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つん* | 作成日時：2018年2月24日 21時
