青いうさぎ (ページ15)

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驚きページ15

「え、Aの家ここ？！ちょーー近えじゃん！！」

「まさかこんなに近いとは思いませんでした、、、、。」

「私もコンビニで会った時ですら驚いたけどご近所さんだったなんてびっくり、、、、、、」

3人で口を揃えて驚いた。でも私は驚きよりも嬉しさが勝っていた。

なんかこれ少女漫画っぽい、運命みたいな、、、、、。

「なんか女子がよく話してる、、なんだっけ？あ！運命の出会い？みたいだな！」

「は？あなた何言ってるんですか。ただの偶然でしょ。」

四葉くんが私の気持ちを汲み取ったかのような発言をして驚いたが和泉くんは私や四葉くんよりも冷めていた。

私は嬉しいなんて思って浮かれてたけど和泉くんからしたら出会ったばかりでたまたま遠足のグループが一緒になったクラスメイトだもんね。

「でも家こんな近いなら宿題Aにみせてもらえんじゃん！最高じゃん！」

「あなた一ノ瀬さんにどれだけ迷惑かけようとしてるんですか。それに私たちはよくても一ノ瀬さんのご両親は男ばかりの寮に行ったり男二人が家に上がり込んできたら心配されるでしょう。ですが家が近いと私たちの休んだ日の勉強を教えていただけたりしやすいですね。図々しい考えですけど、、、、。」

「全然教えるよ！楽しそう！それに私の両親海外出張してるから私が高校に上がってからは一人暮らしなんだ！だからむしろ賑やかになって嬉しいよ！」

「だって！いおりん！」

「しょうがない人だな。じゃあ迷惑をかけない程度にしましょう。それでいいですか？一ノ瀬さん。」

「うん！いつでも来てね！」

返事はあっさりしていたが内心私はすごく嬉しかった。和泉くんや四葉くんとはまだ出会って間もないけど一緒にいる空気が心地が良かった。

和泉くんのキラキラが沢山になっていく。

でも私はこの2人と、、、和泉くんと仲を深めることに後悔することをまだ知らなかった。