青いうさぎ (ページ14)

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奇遇ページ14

私の顔を見るやいなや和泉くんは驚いた顔をしていた。

どうしよう！急すぎるしさっきのことが嫌でも頭に思い浮かべてしまう。

なんで和泉くんの前で寝るなんてことができたんだ！さっきの私！

熱が顔に集中していくのがわかる。

「てかなんでここにいんの？ウケる」

「家がここら辺なんだ！四葉くんたちは？」

咄嗟にスラスラと言葉がでてくる。

「私たちの寮もここら辺なんです。帰りに四葉さんがどうしても王様プリンが買いたいというのでこのコンビニに寄ったんです。」

「そうなんだ！」

「、、、、、、、、」

会話が続かない、、続けられない。

だって少しでも和泉くんを見れば鮮明に思い出してしまいそうだもん。

恥ずかしいとかそういう気持ちじゃなくてなんか、、気づいてはいけないようなこれ以上そう思ってはいけないような感情が込み上げてくる気がしたから。

「途中まで一緒に帰ろーぜ」

いつの間にかお会計を済ましていた四葉くんはぎこちない私たちなんか気にもとめないようで、レジ袋に入っている王様プリンを早く食べたいという気持ちが手に取るようにわかった。

「王様プリン！王様プリン！」

四葉くんはかなり上機嫌で鼻歌を歌っていた。

私たちは今日の遠足のことや学校のことを話しているうちに私はわが家に着いた。

「じゃあ、私ここのアパートだから」

そう言った私に2人は驚いた顔をしていた。

「え、なにかおかしなこと言った！？」

「私/俺たちの家そこなんです/だけど」

なんと私の家から徒歩30秒といったところに住んでいた。