気づいた頃には…2

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よし。きっちりしよう。







教え方がうますぎてなんかテスト
うまくいきそう。









勉強を教えてもらって二人で教室戻るとき








｢がんばれよ｣





って言われたから。







好きな人に言われるとこんなにも
頑張ろうって思えちゃうんだね。







よし！



絶対いい点取る。








｢よーいスタート｣






放課後。二回目テストを
する人だけ残りテストをやっていく。






もちろんクラスには少数しかいなくて…








と思ってたけどほぼみんなが残ってて。







そっか。みんなほぼテストか…






そこには紗季と奈穂もいる。







はあー笑







確かに勉強しないわけだ。







久々に隣の席がスカスカしてて




それを見る度さみしくなって。







たった一時間だけなのに
こんなさみしい気持になるなんて。






そんな気持ちが邪魔をしてうまく
ペンを動かしてくれない。







いや。でも。増田くんに
教わったんだから。









しっかりペンを動かす。







この前よりスラスラとけて
時間が有り余るくらいだった。






どうしよう！早く終わった！やった！









残り時間は見直ししたあと
また増田くんを考えてみたり…







って





私ストーカーかっての。






なんて自分で突っ込んでみたり。







祭りのこと思い出したりして
またｷｭﾝｷｭﾝしたり。








どうやら恋って忙しいみたい。

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