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ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
お昼だ。
気づけば隣にはもう増田くんはいなくて。
よし。いこっかな。
行く前に飲み物を2つ買っていって屋上へと
のぼる。
｢しつれいしま〜す｣
小声で言って扉をあけてみる。
風もすこーしだけふいていて
涼しい屋上。
ベンチを見てみればいつものように
パンをかじって外を見てる増田くん。
近くへよってみる。
｢隣座ったら｣
｢あ！はい！｣
すすっと座ると
｢どこわかんないの｣
手に持っていた教科書をとられ
ページをパラパラと開く。
｢…あ、えっと！ここです｣
二人の距離は近くて。
教科書を開いているその大きな手。
ゴツゴツした手に目がいって勉強に
なんて集中できない。
｢ここ？｣
｢はい！｣
｢こんなのもわかんねーのかよ。
ここは…｣
すごい。教え方がすんなり。
｢きいてんの｣
増田くんの横顔を見ていたことに
気づかれ
｢馬鹿はちゃんときけ｣
｢へー？！なんでそんなこというの？！｣
くせである頬を膨らみそっぽむくと
プクっ
片手で両頬のふくらんだところを
つままれる。
｢ん〜｣
なんで。やめてやめてやめて。
どうしよう。なんでこんなに
ドキドキするの。
増田くんの手から伝わるぬくもり。
一瞬で頬は赤く染まり
熱を帯びてる。
自分でもわかる。
こんな感情がくすぐったいくらいに
ドキドキして。
｢こっちみて｣
つままれたままそんなこというから
増田くんをみると
増田くんはﾌﾟっと笑い
また教科書をみはじてた。
こんなことするのって…
やっぱり期待しちゃうじゃん。
変な汗がかいて無駄に熱くて
頬にまださっきまでのぬくもりを
感じたまま。
勉強なんて頭に入らないじゃん。
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みかにゃんこ - この小説の続きが気になって仕方ないです!私も小説書いたんです。みかにゃんこで検索するとすぐに出てきます。シゲマスが猫男の話です。評価やコメントもよろしくお願いします！ (2015年8月25日 0時) (
レス) id: b4615d9e79 (このIDを非表示/違反報告)
まりり(プロフ) - 展開がスゴイ気になります！更新待ってます！ (2015年7月20日 15時) (レス) id: 3a18e3f444 (このIDを非表示/違反報告)
増田の餃子さん(プロフ) - 私の一番好きな小説です！いつでも良いので、更新待ってます！ (2015年7月18日 5時) (レス) id: fffda777a6 (このIDを非表示/違反報告)
みかにゃんこ - 本当に楽しみすぎてすぎて読んでいます!!!!これからも、更新待ってます！ (2015年7月8日 22時) (レス) id: b4615d9e79 (このIDを非表示/違反報告)
さやや - すごい展開が気になります！！最後まで頑張ってください！！ (2015年7月8日 9時) (レス) id: b9188dd0bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美 雲 。 | 作成日時：2015年5月28日 17時
