ぶりっこはやめたけど。[ツイステ]

私はワタシ？ ページ6

ユウ「…グリムは見つかったけど、まだ話が聞ける状態じゃなくて会話ができ次第事情聴取を行うって。

だからしばらく面会謝絶…らしい」






電話をピッと切った後にため息をつくように言うユウくん





…オーバーブロットの結晶を食べたグリムが自分の意思とは無関係に暴走したのだろうか





「…そっか、心配だけどグリムの大好きなツナ缶持ってグリムの帰り待ってようね」





私がそういえばどこか泣きそうな笑顔をこぼした


どこか心の冷え切っていても何も思わない自分が滑稽に感じた



＿＿＿＿＿数日後。

【オンボロ寮】




ヴィル「みんな、集まってくれてありがとう。グリムがいないけど…今は仕方ないわね」


オンボロ寮に集まれといわれ、【VDC】のメンバーが集まった。何の話だろうか。





ヴィル「今日はみんなに大切な話があるの。……まずは【ボーカル＆ダンスチャンピオンシップ】当日の件。

みんなの信頼を裏切る行為をしてしまったことを謝罪させて。」




その言葉にみんながかたまる。
もしあのとき私達が止めていなければ、どうなっていたんだろう。想像したくないのに想像してしまう私は一体どうしてしまったんだろう





ヴィル「負けを悟って、ライバルを呪いをかけようとするなんて…世界一醜い行為だったと反省してる。


本当に、ごめんなさい。」




そういって深々と頭を下げるヴィル先輩。



ジャミル「…でも、呪いに関しては未遂で終わった話でしょう？」



カリム「そうだよ、お前はネージュを傷つけていない」



ヴィル「…それは泊めてくれたルークやカリム…、そしてAたちがいてくれたからよ。
でもそんなアンタたちを…オーバーブロットしたアタシは傷つけた。ましてやAは私を助けるために…自分の身がばててしまうことだって可能性は十分にあったわ。


Aだけじゃない、アタシも皆も命を落としていたかもしれない


魔力だって尽きるほどの戦闘をした、どれほどの気力があったって、練習したパフォーマンスの100％を発揮できたとは思えない。」



エペル「そんなことねぇ！あのステージは今までで最高だったはずです！」



デュース「そうですよ！シェーンハイト先輩だって、僕たちだって今まで最高の力を出し切れた」



エース「…ま、その最高ってオレらの主観…だけどね」



「…最悪なリスクの場合、もしかしたら圧倒的に敗北だったかもしれないし、棄権だってあった。」




＿＿＿

♡キノウ、スゴイ

失敗…？→←グリムの失踪

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