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「んー…」
セフンくんはその人を思い浮かべるように目線を上げると、急にふっと笑みを零した。
「バカみたいに優しい人」
「え？優しい人？」
予想外の答えに、思わず聞き返してしまった。
「そう。ほんっと、バカみたいに優しいの。まあ、親には迷惑かけたけどさ…所謂"そういうやつ"を見て見ぬ振りできなくて、喧嘩になってたって感じ」
なるほど…
通りでセフンくんも優しいわけだ。
「あの人本当に強かったんだよ。負けたところなんて見たことないし。あの人が就職してここを出てく頃にはもう喧嘩をふっかけるやつもいないくらいだったよ。そりゃあもう恐れられてたんだから」
「へぇー」
それならやっぱり顔は強面なのかも。
そのあともセフンくんはその人のことを懐かしむように、楽しそうに話してくれた。
・
・
「そろそろAちゃんのことも教えてよ」
「え？私？私は普通だよ。ホントに…普通。普通の学生時代を過ごして、普通のOLになって、普通に働いてる」
「ふぅん…普通かぁ…」
「うん…本当に…普通…」
「じゃー彼氏は？どんな人なの？」
"彼氏"と言われて思い浮かぶジョンデの顔。
"普通"一辺倒の私の人生の中で、ひときわ輝く特別で大切な人。
彼を想うと心の中がぽっと温まるこの感じ。
私の中のジョンデは、いつも笑顔。
眉を八の字にして、口角をこれでもかって上げて、柔らかくて優しい目で笑ってくれるの。
「うわあ…ニヤけてる」
「えっ」
ジョンデのことを考えてたら、自然と頬が緩んでたらしい。
「すっごい幸せそう。彼氏、いい人なんだ？」
「そりゃーもう！」
「ぶっ…そうなんだ」
私のあまりの即答ぶりに、セフンくんが吹き出す。
「今こうやってこんな夜中に迎えに来てくれるって時点でわかると思うけど…すっごく優しい人なの」
「へぇ」
「誰にでも優しいんだけど、特に小さい子とかお年寄りにも優しくて、困ってる人をほっとけない人でね、私もたくさん迷惑かけちゃってるんだけどいつも優しくてね、怒ってるところなんて一度も見たことないくらい、ほんとにほんとに優しいの」
「アハハッ何回言うの。優しいって」
「だって本当に優しいんだよ！ほんと、たまにはワガママ言ったり…困らせてくれてもいいのにって思うくらい」
「ふぅん、そっか…バカみたいに優しい人だね」
"バカみたいに優しい"
ジョンデはバカではないけど、
確かにこの言葉がぴったりかもしれない。
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ame(プロフ) - chicaさん» ちかちゃん＼(^o^)／こっちにまでありがとう！嬉しい〜！パステルカラーとかいってくれるちかちゃんきゃわわ(;_;)幸せ幸せ、、ほわほわぱふぱふ(言い方)べったーで楽しんでね(ハート)いつもありがとう。だいすき！ (2017年1月17日 22時) (
レス) id: c7ff18eb8d (このIDを非表示/違反報告)
chica(プロフ) - ひさしぶりにこのお話読んだあ(´；ω；｀)ふわふわ気持ちいいやさしいかわいい。前に話したパステルカラー！かわいい。続きべったーに移動してくるね！ (2017年1月16日 19時) (レス) id: ba75c04a84 (このIDを非表示/違反報告)
ame(プロフ) - noritaさん» のりたさーん(ハートハート)こちらにまでありがとうございます(T.T)お仕事大変だったのですね。。お疲れ様です(*^^)ﾉ(^^*)ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ… 少しでものりたさんのお役に立てたならとっても幸せです。いつも頑張ってるのりたさん〜とっても素敵です。私もだいすき >.< (2016年12月28日 9時) (レス) id: c7ff18eb8d (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - いいなぁこんなヨリ…今日は仕事が鬼忙し飼ったのでもうヘトヘトで…(´；ω；`)あめしゃんのお話読んで癒されました。ありがとう！大好き(*´∀｀*) (2016年12月26日 20時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
ame(プロフ) - nagiさん» なぎたんこっちにまでありがとう！(;o;)私こんなに聞き分けいい子じゃないけどジュンミョンのためならこれくらい尽くせる….今年の誕生日はなぎにもジュンミョンにも祝ってもらえて幸せな誕生日だったわ。。ありがとう(ハートハート)だいすきようちゅちゅ。 (2016年11月20日 17時) (レス) id: c7ff18eb8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ame
| 作成日時：2016年5月22日 17時
