8 -fin- ページ38
.
「ふふ」
「気持ちいい？」
「はい」
彼の指が絶妙な力加減で動く。
こんなふうにしてもらうのは久しぶりで
恥ずかしいけど、すごく気持ちいい。
・・・
「あ、そこ」
「ん？ここ？」
「あ…はい」
「ふっ…やらしい声出たね」
「…そういう事言わないでください」
「あーごめんって。じゃそろそろ…」
ジャーッ
「A、目瞑って」
頭に温かいお湯がかけられ、泡が流れていく。
普段できないことだから！と言って、
一緒にお風呂に入って、私の髪まで洗ってくれている。
ちょっと恥ずかしいけど、宇宙のあわあわのおかげでだいぶ和らいでるし…たまにはいいかなって。
「じゃあ俺も入るから一旦立って？」
バスタブの中にいる私を立たせて先に座ると、私の手を引いて膝に座らせる。
「はーー気持ちいい」
「…」
幸せそうに笑うチャニョルオッパ。
その上で縮こまるように固まる私。
「もー！そんなに恥ずかしがんなくてもいいじゃん。俺たち"夫婦"なんだし」
「わわっ」
"夫婦"を強調して、お腹に回した手をぎゅっと引き寄せる。
彼のがっしりした胸板が背中にぴったり密着して、より一層速くなる鼓動。
そして、泡の中で忙しく動き回る彼の大きな手。
「…へへ」
「えっち…」
至近距離で振り向いて言うと、彼がちゅっと口付ける。
「そんな真っ赤な顔で睨まれても怖くないよん」
「チャニョルオッパ、すぐ触る…」
「当たり前じゃん。愛してんだもん」
一旦離れた唇が、もう一度くっつく。
さっきよりも深く、長く。
バスルームに充満してる熱気と、彼の熱と、私の身体だって、相当熱い。
「A…」
「…んっ…」
「…やばい、止まんない」
すでに戦闘態勢の彼。
私の腰を浮かせる手。
「もう"夫婦"だから…いいよね？」
彼の言葉の意味がわかって、頭が沸騰するんじゃないかっていうくらい、私ももう何も考えられなくなって。
それは、彼も同じみたいで。
隔たりのない、柔らかい体温。
今までと比べ物にならないほどの彼の愛に
幸せすぎて、涙が出た。
・
・
「Aがのぼせそうだから…次はベッドでしよ」
ニヤッと妖しく笑って、私を抱きかかえながらバスタブを出る。
…私たちの夜は、まだまだ長いみたい。
...fin.
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結奈(プロフ) - 夜分遅くにすみません。パスワードを知りたいでま。教えていただけるとありがたいですよろしくお願いします！ (2017年10月7日 1時) (
レス) id: be7197cd5b (このIDを非表示/違反報告)
ame(プロフ) - るなさん» わー！るなさんごめんなさい！見落としていました(T^T)(T^T)ジュンミョンキュンキュンしていただけてとっても嬉しいです！このストーリーから派生して長編になったのでよかったらそちらも読んでいただけたら幸せです！お返事遅くなりまして大変申し訳ありませんでした。 (2017年5月6日 7時) (レス) id: c7ff18eb8d (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - ジュンミョンめっちゃきゅんきゅんしました、、；； (2017年4月3日 21時) (レス) id: c1c2583b8e (このIDを非表示/違反報告)
ame(プロフ) - まーさん» まーさん！コメントありがとうございます。ちょっと頼りないセフンちゃんてますが…愛していただけて本当に嬉しいです。うわん。わたしのほうこそ幸せです。。ありがとうございます(T^T) (2017年2月22日 20時) (レス) id: c7ff18eb8d (このIDを非表示/違反報告)
ame(プロフ) - ももたろうさん» ももたろうさん(T^T)今更のお返事お許しください…(T^T)ギョンスのお話読んでくださってありがとうございます。このギョンスはとっても想いがあるので、好きになっていただけると本当に嬉しいです。ありがとうございました。それから、本当にごめんなさい。 (2017年2月22日 20時) (レス) id: c7ff18eb8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ame
| 作成日時：2016年2月14日 23時
